あらすじ
あなただけを見つめてる。なつかしさという恋と同じ感情が満ちたこの街でたくさんの向日葵の視線が告げた花言葉。日常を非日常に変えていく…恋愛感情ともしも自分の人生が他人のモノだったら?という否定的な問いかけ――。自らの過去を知らない鯨井は“絶対の私”を願う。次々に現れる秘密と深まる謎が明らかになる心地よさ理想的なラヴロマンスを貴方に――。
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切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人。
そのどれもが何だか無性に懐かしく感じてしまう“九龍城砦”。
この作品はそこで働く男女のノスタルジックでビターなラブロマンス。
『恋は雨上がりのように』の著者・眉月じゅん先生の作品であり、
先生特有の繊細な心理描写と美しくもどこか儚げなヒロインは
本作でも私の心を掴んで離しません。
ガサツで無神経なあの人なんて、好きなわけない。でも少し気になってしまう。
そんなヒロインの葛藤だけでも、胸のざわつきが止まらないのに、
ノスタルジックな雰囲気が融合することでさらにグッときてしまいます。
ああ、なんて素晴らしきノスタルジックなラブロマンス・・・。
また、2人の恋が非日常を呼び寄せる展開も見逃せません!
これ以上はネタバレとなってしまいますが、
1巻を読んだが最後、続きを読まざるを得なくなってしまうので、ご注意を。
(私は徹夜で読みました。)
感情タグBEST3
謎が深まる
鯨井の正体はオリジナルのクローンでもないということで謎が深まるばかり。オリジナルは死んでいるようで、今の鯨井は何なのかが気になる。
Posted by ブクログ
「九龍ジェネリックロマンス4 眉月じゅん 集英社 2021年」九龍だけにクローン疑惑が出てきている。ただ、物語に大きな進展がないので、ダレてきた。早く進めて欲しい。香港らしさも減ってきた気がする。
おもしろい
純粋な恋愛マンガかと思って読み進めると、進むごとにミステリアス。今の文化では不可能でもなさそうな絶妙な未来的なストーリーで続きが気になりまくりです。
Posted by ブクログ
良い…!
絵がとにかく綺麗なのが、
構図のとり方、演出が冴えていて映画のように見える。
まだ核心はわからないけれど、そこに近づくことが少しずつ少しずつ明らかになったり新たな情報が出てきたり。でも本当のところはまだ闇の中。
それがなんなのか登場人物たちがどう思っているのか、台詞だけじゃなく表情が、コマが雄弁に伝えてくれる気がします。全体で作品を感じられる。
金魚の目線からの回は、揺れた線のタッチの絵という演出が新鮮で心奪われました。良い。
なにがどうなってるんだ
工藤の気持ちも分かるし、令子さんの気持ちも分かるし、色んな感情が交錯して胸がギューっとなります(/ _ ; )あと、私も九龍に住んでた気がしてきました…
続きが気になります!!
Posted by ブクログ
九龍自体への謎も深まった4巻。
世界観や鯨井Bの過去が少しずつ明らかになっていくごとに不穏さを増していく展開と、賑やかでたくましい九龍住民の日常が同時に進んでるのがもう……みんな幸せになって!バッドエンドにならないで!><って気持ちになってしまう……
謎が謎を呼ぶ……!
鯨井Bのホクロの位置まで再現されている今の鯨井は、クローンではない?なら彼女は記憶を消去されただけの鯨井B?それともクローンとは別の技術?謎が謎を呼ぶ展開が、相変わらず上手すぎます。あと楊明との友情と偽物の与える光の話がすごく良かった。
Posted by ブクログ
物語はそんなに単純ではなくなってきた第4巻。金魚の視点で描かれた世界は何かの伏線なのだろうか。ジルコニアンにはジルコニアンの輝きがある。何が本物で何が偽物なのか、そしてそれが本当に大切なのかどうかが分からなくなる。二転三転する謎と、新たに浮上した工藤くんの過去。ますます読めない展開になってきました。そしてこの漫画に出てくる食べ物はいつも美味しそうでお腹が空きます…!
ミステリー
オシャレな空気の中ミステリー臭プンプンの本当に不思議な作品。今回は少しスローな気もしましたがキャラ達の違う表情が見れてそれは面白かったです。次きになります!!
ノスタルジックな世界観
1巻の終わり方が気になりすぎて4巻まで一気読みしました。ノスタルジーな街の雰囲気とSFっぽさが相まって独特の世界観になっている所や伏線があちこちに張り巡らされている所が面白くて続きが気になります…!
Posted by ブクログ
鯨井玲子は、やはり二人いるのか?工藤も?クローン人間か?
鯨井玲子の顔が最初の頃より、可愛くなっているような気がする。工藤もイケメンになってきたのでは。
Posted by ブクログ
楊明とはすっかり仲良くなって。
ふたりの友情が麗しい。
引っ越したく無い令子の気持ちも、
引っ越させたい楊明の気持ちも
どちらもわかる気がする。
九龍がふたつめということは、丸ごとクローンなのだろうか。
無法地帯だからこそクローンの入り込める余地があるのか。
さよなら人類を口ずさむ工藤。
歌詞が合っていてぞわっとする。
殺したというのは事実だとしても
事故などの『自分が殺したようなものだ』の
パターンではないだろうか。
それにしても、工藤もBである可能性がある訳で
事情が複雑そうだ。