【感想・ネタバレ】九龍ジェネリックロマンス 9のレビュー

あらすじ

誰も悪くないはずのこの世界の日常の記憶が鯨井の眼鏡に悲しく映る。でも、工藤さんにとってこの世界は…? もしも、九龍がなくなってしまったら? 悲劇だって構わない、未来は、絶対の私次第だから。通じ合う感情とすれ違う日常の先に、明らかになる九龍の正体!? 理想的なラヴロマンスを貴方に――。

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切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人。
そのどれもが何だか無性に懐かしく感じてしまう“九龍城砦”。
この作品はそこで働く男女のノスタルジックでビターなラブロマンス。

『恋は雨上がりのように』の著者・眉月じゅん先生の作品であり、
先生特有の繊細な心理描写と美しくもどこか儚げなヒロインは
本作でも私の心を掴んで離しません。

ガサツで無神経なあの人なんて、好きなわけない。でも少し気になってしまう。
そんなヒロインの葛藤だけでも、胸のざわつきが止まらないのに、
ノスタルジックな雰囲気が融合することでさらにグッときてしまいます。
ああ、なんて素晴らしきノスタルジックなラブロマンス・・・。

また、2人の恋が非日常を呼び寄せる展開も見逃せません!
これ以上はネタバレとなってしまいますが、
1巻を読んだが最後、続きを読まざるを得なくなってしまうので、ご注意を。
(私は徹夜で読みました。)

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感情タグBEST3

購入済み

少しずつ少しずつ

少しだが、クーロンの見えるロジックが明かされつつある。科学的な理屈というよりは人間の感情と連動しているのがこれまた切ない。

#泣ける #エモい #深い

0
2025年09月01日

Posted by ブクログ

G(ジェネリック)九龍の正体が間近になっていく巻。
迂回しながらも代わり(としてのクローン)を求める心について描いていきます。
恋も愛も常軌を逸するけれど無くてはならないもの。

0
2023年10月20日

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