【感想・ネタバレ】京都伏見のあやかし甘味帖 石に寄せる恋心のレビュー

柏てん

不思議な縁に導かれ、今後も京都で暮らすと決めたれんげだったが、己の心に芽吹いた気持ちに動揺していた。それは、8歳年下の虎太郎から向けられた好意に対する、小薄れんげ29歳の恋煩い。複雑な感情を整理するため、れんげは虎太郎の町家を出ていこうとするのだが……。じれったく寄せては返す二人の恋路はいったいどうなる。京都で巻き起こる恋とあやかしと甘味の不思議物語、第6弾!

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シリーズ6冊目。恋がテーマでした。8歳差に悩むれんげですが、悩んでる時点でもう好きってことですよね。まだまだ始まったばかりの2人が眩しいです。ひとまわり大きくなったクロの成長も楽しみです。

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あやかし甘味帳もついにシリーズ６冊目!
れんげと虎太郎の関係に進展はあるのか?
じれったい想いでここまで見守って来たので、今回の虎太郎の頑張りには胸キュンです。作品の特徴として、行事や歴史に関しての説明が長い印象は否めないけれど、それも京都を知ると言う点で許容出来ちゃいます。
又、登場する和菓子が虎太郎の心情を表現しているところも、このお話の魅力です。
読むたびに京都に行きたくなる私です。

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またもや歴史の史実を絡めながらのファンタジーで面白く読めました。
れんげや虎太郎のがんばりよかったです。次からも出てきそうな新たな登場人物(人間)もいてますます賑やかになりました。

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虎太郎と距離を取るため引っ越すことにしたれんげ。紹介された古い町屋にひそむあやかしの謎に巻き込まれる。赤穂浪士の大石内蔵助の山科時代絡み。忠義の影で泣いた人もたくさんいたんだろうな。大石神社に行ってみたくなった。今回の関係者の村田と由佳里は次回以降も出てくるんでしょうね。れんげと虎太郎の仲も少し進展して、れんげのお仕事も決まったし次も楽しみ。