あらすじ
フェンド連邦での激闘の後、『灯』に与えられた十四日間の休暇。離島でバカンスを楽しむ少女たちに、クラウスは「最終日前日まで、全員集合してはならない」という謎の指令を下す。そして迎えた再集合の日――そこにアネットの姿はなかった。
島に伝わる海賊伝説、呪われた殺人事件、そしてクラウスの許嫁を名乗る少女との出会い。散り散りに動いた十三日間の記
憶を繋ぎ合わせ、少女たちは消えた仲間の行方を探る。そうして徐々に明らかになる真相は、一人の少女が得た変化の足跡と、次なる任務への予感をはらんでおり……。
『どんどん悪くなる俺様を、それでも好きていてくれますか?』
落ちこぼれ少女達が死亡率九割超の『不可能任務』に挑むスパイファンタジー!
「戦争はコスパが悪い」として、スパイ達による情報戦が繰り広げられる世界のとある国で発足したチーム『灯』。
そこに集められたのは各地の養成学校の落ちこぼれ少女達で、ボス兼教官の青年・クラウスは凄腕のスパイだが口下手&超絶教え下手なポンコツだった!
本作は、そんな彼女達が超難度の任務に挑み絶体絶命のピンチに陥りつつも、なんやかんやそれを乗り越えていくお話となっております。
(最終的にクラウスさんがごり押しでなんとかしちゃったり?)
スパイものならではのトリックも随所に散りばめられており、アクション要素もあり。
尖った能力とどこかしらに難がある個性的な面々の会話によるコミカル要素も。
このような題材のものとして、読みやすく非常にライトに楽しめる1作です!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
他と少し独立してて、セカンドシーズン終わっての少し箸休めのようにも感じられる1冊!なのにこれまたボリューミー!竹町先生は天才か…??
個人的には、セカンドシーズンのあの展開を超えた上でのモニカの馬鹿騒ぎとアネットの変化がすごくささったなぁ…
そして、そのアネットの変化を成長へと導くクラウス、あるいはグレーテとクラウスもこっから関係性がどうなるのか気になったりと、クラウスにも注目の回でした!(「一年、考えさせてくれないか」っていうと思わなかった…!)
そして、後半!煤煙のルーカスと尺骨のヴィレの描写、そして髪を切ったり成長したエルナ&アネットの描写!盛りだくさんすぎる!!
ルーカスとヴィレはヴィジュアル含めカッコ良すぎるなぁ…(二人で極上って言ってたんだなぁ…)
こっからの展開が楽しみです…!!