あらすじ
かつて名探偵の助手だった俺・君塚君彦は、ある日、夏凪、斎川、シャルと共に誘拐された。
そして知らされるシエスタの死の真相。
呆然とする俺たちの前に、生前のシエスタそっくりの謎の少女が現れ、今の過去映像にはある間違いがあると語り出し……
「どうやらやっぱり私は、人の感情を読むのは苦手だったらしい」
それは完全無欠のシエスタが犯したミス。
名探偵であるが故に見つけられなかった微かな想い。
その過ちを探しながら、俺たちは《名探偵》を継ぐことの真の意味を知っていく。
探偵はもう、死んでいる。
死の真相も明かされた。
それでもエピローグにはまだ早い。
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Posted by ブクログ
シエスタは調律師の一人だったのか。風靡さんもとは意外だった。勝つためとはいえ、君塚はカメレオンの種を飲んでしまったわけだが、どうなるか
Posted by ブクログ
《シエスタ》の登場により、彼女の魅力が発揮できる場が発生。活躍できるキャラになってよかったよかった。《調律者》の設定によって世界観が膨らんだね。「逆死亡フラグ」(シャルに対して)って言葉に初めて遭遇。後半の二転三転する展開にはドキドキワクワクさせられる(「彼女」の正体とか)。ラストの君塚の「宣言」はそんなこと言っちゃって大丈夫?とも思うけれど、今後の物語の進む方向が確定した感じがする。
Posted by ブクログ
調停者が複数人いて、シエスタ(白昼夢)はそのうちの一人
ヴァンパイア登場コウモリが協力者、刑事さんは暗殺者だった
シエスタの意思を継ぐロボット?的なもの
などなど、もりもりの設定で登場人物も増えていくので、そうだったのか!?という衝撃が続く巻だった。それはこの作品の面白いところであって魅力的だと思うが、自分の中で処理しきれなかった。
この作品の面白さは、人物同士の掛け合い、じゃれあいと、衝撃の展開の連続で、シリアスとゆるやかの緩急があるところだと思う。次も読みたくなった!