あらすじ
二人の名探偵とその助手の俺・君塚君彦は、ダニー・ブライアントの亡霊を擁する《未踏の聖域》の襲撃を退けた。
しかしそれは敵の計画の始まりに過ぎなかった――
「《特異点》であるお前ならば、その次元さえも超えられるだろう」
俺が目を覚ましたのは見知らぬ荒野。
空に浮かぶ謎の衛星、襲いかかる奇怪な生物、さらに出会ったのはなぜか幼い姿をした二人の探偵で……?
「ね、ねえ。あの人、なんか怖い」
「近づいちゃダメだよ。あれは変態の目をしているからね」
それから始まる三人の珍道中。
もう一つの世界で今日も俺は探偵たちと旅をする。
これは、聖域の秘密を、女王の過去を、そして――《特異点》の本当の罪を知る旅。【電子限定!書き下ろし特典つき】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アナザーエデンと君彦がいる世界の関係性が分かってきた。特異点の力がチートだと思ってたけど、やっぱノーリスクではなかったんだな。
何かを得るためには、何かを失う必要がある。でも逆を言えば、何かを失ったら、何かを得ることができる。
アナザーエデンでも、ダニーの意志は多くの人に影響を与えていた。
Posted by ブクログ
12巻に引き続き《未踏の聖域》のお話でしたが、1巻からどの巻もの伏線を回収し、今までの考えを全て吹っ飛ばしてくれた印象です。次巻がかなり大きな区切り、節目となると思うのですごく楽しみです。
Posted by ブクログ
未踏の聖域の事やアリシアの行動の目的が書かれていた。今後の展開が楽しみ。
初版限定のリバーシブルカバー(ミア)と描き下ろしSSペーパー(シエスタの秘密) はいいゾ〜。
特異点の力っていうのはその者の願いが叶ったかわりに代償を負うことになっていたらしい。確かに中々シエスタと渚が一緒になれることがなかったのもそのせいなのかと思った。そこで、『特異点』が2人同時に生きることを願ってそれが叶ったために未踏の聖域がひどい有様になっていたと。欲が大きすぎて代償が未踏の聖域に来たということらしい。
今までの話がより明確になっているのが面白いと感じた。