あらすじ
名探偵の私・シエスタと助手・君塚君彦の出会いは、地上一万メートルの上空、ハイジャックされた飛行機――ではない。
「あなたには、日本へ行ってもらいたいのです」
本当の始まりは四年前、《連邦政府》から受けたあるスパイの捜索依頼。
日本に飛んだ私が加瀬風靡の協力を得て彼の関係者との接触を図ると――
「ちょうどいい、お前も覚えておけ。その腹立たしいクソガキの名前は――」
ねぇ、助手。どうして私が君を旅に誘ったのか、不思議に思ったことはない?
今から語られるのは、三年にわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げた君ですら知らない、私だけの秘密。
あの遙かな空の出会いに至るまでの、真の始まりを描く前日譚。
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Posted by ブクログ
ガッツリ君塚の過去話。
飛行機より以前に2人は会っていたのか。シエスタは変装していたからシエスタが一方的に知っていたという感じだけど。
アカシックレコードという新たなキーワードが出てきた。ダニーの目的がまだはっきりと判明したわけではないから今後の展開で判っていくのかな
探偵はもう死んでいるという事を前提に話を始めながら、いつまでたっても継承者達ではなくシェスタがメインヒロインで有り続けているという構造的破綻が、過去話を新たに作り出すという矛盾を延々と繰り返すことに繋がっている。