あらすじ
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
シエスタを失ってから一年が経ち、夏凪や斎川と出会い、シャルと再会した俺は、ある日、彼女たちと共に《シエスタ》に誘拐される。
そこで告げられるのは俺が『忘れている』らしいシエスタの死の真相。
探偵と助手の長くて短い旅の記録。
地上一万メートルの上空で始まる少年と少女の冒険譚だった。
「君たちには、どうか見届けてほしい。そして、私が挑んだ最後の戦いを──」
そうしてシエスタは語り出す。
どうして探偵がもう、死んでいるのかを。
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Posted by ブクログ
ついにタイトルの伏線回収。3年間の目もくらむような冒険譚、《SPES》との対峙。いかにシエスタと君塚が深い絆で結ばれ互いを信じあっていたかが感動した。一体、シエスタの心臓はどんな作りなんだと思ったり、新たな登場人物アリシアの正体、本当の姿なるものが存在するのか、気になる伏線も多々あり次巻がすごく楽しみ。
シリーズの中でもかなり好きな巻。
Posted by ブクログ
シエスタの助手をしている間、学校には通っていないと言っていたけど、受験はどうしたんだろうと素朴な疑問。
シエスタも謎だらけだけど、君塚も謎が多いんだよなあ。
Posted by ブクログ
第1巻で完結したんじゃないかと思った本作だけれど、さかのぼってエピソード0的な一番の肝の部分の本作は、やっぱり「刺さる」ね。結果が分かっているからこそ、余裕な態度や結末の決断に胸打たれる。ラストは第1巻と上手くつながったね。続刊が楽しみ。第1巻のメンバーが中心になって《SPES》との対決を描いていくのだろうけれど、最後にどのようににシエスタについて決着をつけるのかが気になる。
Posted by ブクログ
1巻で読者の心を掴み、2巻で掴んだ手を固定するような話でした。
この作品がこれから発展していくにつれて、避けては通れない話を先に述べておくというのは、とても斬新で面白かったです。
最後がとても気になる終わり方だったので、次巻もすぐに読みたいと思います。
Posted by ブクログ
シエスタと君塚の過去です。見ていて飽きない2人なだけにシエスタが死んだのはやはり残念でした(そういう話なんだけど)。シエスタの遺志を継いだ君塚たちがこの先どのように動いてゆくのか、とても楽しみにしています。
会話文のテンポの良さと文章の読みやすさは一応評価できる。
内容は……。
この物語を支えるための基礎や理合を全く欠いているため、荒唐無稽というより支離滅裂。
これに比べれば緋弾のアリアはずいぶん立派な作品なのだなと思える。