あらすじ
10周年記念!
累計250万部突破《珈琲店タレーランの事件簿》シリーズ、最新作
「いまから私が、すべての謎を解き明かしてみせます――犯人は、この中にいる」
平安神宮前の岡崎公園で開催されるコーヒーイベント。
バリスタの切間美星とアオヤマが再び事件に巻き込まれる!
(あらすじ)
珈琲店《タレーラン》のバリスタ兼店長である切間美星と、恋人として正式にお付き合いを始めたアオヤマ。そんな折、二人は京都で開催されるコーヒーの飲み比べイベントに出店することとなった。かつて関西バリスタ大会で競った《イシ・コーヒー》なども参加しており、懐かしい顔ぶれとも再会するなか、初日から何者かによる妨害事件が発生。翌日には《タレーラン》にも魔手が……。
(著者プロフィール)
岡崎琢磨
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社文庫)で2012年デビュー。同書は2013年、第1回京都本大賞に選ばれた。同シリーズの他、著書に『夏を取り戻す』(東京創元社)、『貴方のために綴る18の物語』(祥伝社)、『Butterfly World 最後の六日間』(双葉社)などがある。
電子版特典として、巻末にshirakabaさんによるカバーイラストを収録しています。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
一番 優しい人が 犯人。
この条件が当てはまること。
でも 一気に 読めました。
主人公と彼氏の 関係も 良好なようで
良かったです。
今回のキーワードは もちろん 絵馬ですね。
次回を 楽しみにしています。
Posted by ブクログ
7巻と違い読み応えのある長編。
コーヒーフェスティバルに集う、名だたるバリスタの方々。中には訳ありの過去ある人も。
他店の妨害事件が、脅迫文も。不穏な空気が流れ始めイベント自体が失敗…
「神さまのえこひいき」といったテーマなんでしょうがささやかなジェラシーや葛藤などの闇、誰でもが陥ってしまう状況わからないでもない。
最後はうまくまとまったようですが、まだまだ辛いドラマは続きそう~。
Posted by ブクログ
今回のネタはちょっとだけ初期に近い淡々さがあった(ほんのちょっとだけね)。
二人の関係がかわることで、何がかわるのかなぁと思ったのだが、実は大きな変化はなかったというオチなのかもしれない。もちろん変わってしまえば、作品の方向性が変わりかねないわけだが、それを陸続きの変化とするかそうではない大きな変化とするか、この作品に限って言えば意外と一方向に収束するんじゃないかと思ったりする。謎がしっかりしているからとか、そういうこともなくはない気はするけど、多分に主人公のアオヤマのキャラによるものだろうという感じがする。
主役の二人はさほどベタベタしないし、そのちょっとドライな夫婦漫才っぽさが、淡々とした喫茶店の雰囲気を壊さないし、謎解き部分の盛り上がりというかピークも作りやすいのかも。大きく盛り上げなくても大丈夫的な。その世界観で8巻まで続いてるしね。
謎はシンプルなものだったけど、動機を多様に出てくる登場人物たちの関係性でうまく調和を取った感じだろうか。ギャルっぽい人とかの描き方はちょっとよくわかんなかったけど(笑)
Posted by ブクログ
シリーズ8作目。
京都でのコーヒー飲み比べイベント出店に際して起こった妨害行為の謎解き。
嫉妬って怖い。好きと嫉妬は両立してしまう感情でもあるから、ハンドリングを誤るとおかしなことになってしまう。
ようやく前巻で美星とアオヤマが付き合い始めたと思ったら、別れてた?!からの、また付き合う?!……まったく忙しい2人だなぁという感じ。
美星は前職を辞めてまでタレーランで働くことにしたアオヤマをクビにしたり雇い直したり、案外勝手な子だな(^_^;)
続きがある終わり方だったので、また新刊出るのを待ちます。
Posted by ブクログ
途中で犯人と動機がわっかってしまいましたが犯行の詳細が知りたくて読み進めました
嫉妬は誰でも持っているものですが 嫉妬している気持ちを知られたくなく 相手を褒めて誤魔化したくもなります
嫉妬で頭がカーッとなる気持ちを抑えるか抑えないか
それにしてもコーヒーのことが詳しく書いてあるところが気に入っててシリーズを全部読んでみたいです 本当に美味しいコーヒーを飲みたいなぁー
Posted by ブクログ
語り手の事情が隠されているから、その人の行動が腑に落ちない。
主人公と謎を解くのではなく、主人公が謎。
ミステリー好きの人は、そこも楽しむのかな。
感情移入しながら読む方が好きだな。