あらすじ
京都の街にひっそりと佇む珈琲店《タレーラン》に、頭脳明晰な女性バリスタ・切間美星の妹、美空が夏季休暇を利用してやってきた。外見も性格も正反対の美星と美空は、常連客のアオヤマとともに、タレーランに持ち込まれる“日常の謎”を解決していく。人に会いに来たと言っていた美空だったが、様子がおかしい、と美星が言い出して……。姉妹の幼い頃の秘密が、大事件を引き起こす!
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Posted by ブクログ
前作に劣らず、思い込みを逆手にとりまくる。今作は切間美星の妹・美空が登場する。
そして、切間姉妹の家族や過去の出来事に一歩グッと踏み込んだ話が展開される。サブタイトルの「彼女はカフェオレの夢を見る」の意味を知った時、そういうことだったのかと鳥肌がたった。ほんとミスリードがうますぎる。どんなに警戒してても騙されてしまう、この感覚が好きだな。
Posted by ブクログ
美空と美星の父との昔話が泣かせる展開だった。お互いが負い目と引け目を感じている似たもの通しでほっこりさせた。相変わらず美星の推理力に驚かされた
Posted by ブクログ
前作が好印象だったので、割と読みたかった一作。
今回も期待を裏切らず、満足感の高い出来栄えでとても楽しめた。
今回の話のメインは美星さんの妹登場と誘拐事件な訳だが、描写が相変わらず優秀すぎて脱帽レベル。細かく気をつけて読んでいけば、違和感を覚えるような描写(アオヤマくんと美空の親密度など…)や割と大胆に用意された伏線が小気味良いテンポ感を生んでいて面白く読める。
そして、なおかつ誘拐事件に移行する前にいくつかの小さな事件(お稲荷様中学生とかラテアートとか…)を解明するわけだが、それらも最終的に伏線になるという入れ子状のストーリーが尚良い。
Posted by ブクログ
1巻と比較してトリックに少し違和感があった。初っ端のキセルじゃなくてプロポーズだった話で、お盆休み=友達に結婚報告しているというのはこじ付け感…。このまま3巻は読まなくて良いかなぁという感想です、、
Posted by ブクログ
美星の妹:美空が登場し縦軸で彼女達のいなくなった実父の話が進む。
基本的に文章表現は分かりやすいのだが、後々の伏線回収の意味もあり且つ珈琲や京都の地理に着いての説明も合間で入るため、ちょっとわかりにくくなってしまって部分もある。
今回も最後に美星とアオヤマの関係が二転三転したが、最後には無事鞘に収まった展開は見事であった。
美星のキャラは嫌いではないのだがアオヤマの推理に「全然違うと思います」の言葉はややキツい印象があり、美星には合わないような気がして違和感を感じてしまう。
Posted by ブクログ
珈琲店タレーランの第二作目。日常の小さな謎が、短編という形で進んでいき、最後に繋がり、読み終えて、「なるほどね」となる。面白く、一気に読んでしまった。
アオヤマくんが、美星さんの妹(美空さん)と付き合っているというのはミスリードというか、何か事情があるのだろうなとは思いつつ、そうであってほしいという願望でヤキモキ。本編の謎そっちのけで、二人の気持ちの行方が気になってしまった。「アオヤマくん、見損なったぞ!キミはそんなやつだったのか!?」とならずに平和に終わって良かった。
コーヒーを飲みたくなる作品。…飲めないけど。
Posted by ブクログ
終わりました。前作より恋愛要素強めかな? 早々になんとなーくこの後の流れが分かっちゃいました。でもそこもミスリードで、本当のお父さんではなかったとは…。
所々にある伏線は全く気がつけず…またもや騙されてました。そして、思ったよりおじいちゃん大活躍。お金持ち。
読んでいると本当に珈琲、飲みたくなる。 最後の方のアオヤマくんと美星さんのすれ違いがとても切なかったです。アオヤマくんそんな人だったの!?美星さんいるのに!?と思ったけれど、収まるところに収まったのかな?楽しかったです。続きも読みます。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
1作目より楽しめた。ただ「ろくおん」と「つきあう」のカラクリはちょっと無理があるのではと思ってしまった。
それにしてもアオヤマ氏と美星さんはもどかしいなあ。