あらすじ
『このミステリーがすごい!』大賞作家の作品!!相手の習慣やしぐさ、行動パターンから嘘を見破る行動心理を専門にした女性刑事・楯岡絵麻が鮮やかに事件を解決する、連作短編集です。焼死体が見つかり、被疑者として浮かび上がった被害者の幼馴染がついた嘘を暴く「近くて遠いディスタンス」。人気俳優の夫を殺害したとして自首してきた有名女優の真実を暴く「名優は誰だ」。絵麻の同僚の刑事が殺人事件の犯人として疑われる「綺麗な薔薇は棘だらけ」など、全五話。
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Posted by ブクログ
行動心理捜査官…ミステリー好きとしては、そそられるタイトル。
舞台はほぼ取調室。刑事・楯岡絵麻は、被疑者の言動を観察して、嘘をついた時の動きを特定、イエスがノーかだけで犯罪の内容を暴いて行く。「あなたには聞いてない。大脳辺縁系に聞いてる」は、なかなかないジャンルの決め台詞。
全ての事件がスムーズに解決までいくわけではないので、犯人が追い詰められていくワクワク感と、どうやって解決する?というドキドキ感が味わえる。
取調べでの相棒、西野は、身長185センチ、柔道有段者の強面刑事だけど、言いたい事は数あれど、絵麻には絶対逆らえないところが笑える。
絵麻自身の過去も提示されて、この先の話で進展して行くんだろうな。順番に読むつもりだけど、楽しみである。