あらすじ
「今まで味わったことない…こんな高揚感――」
気の合う仲間、自分を見てくれる優しい男たち、夜に煌めく光の渦。
新宿・歌舞伎町で新たな世界の扉を開いた萌は
美しく軽やかに、そして深く深く夜の街に染まっていった。
その優しさは誰のためか
その犠牲は何のためか
その愛は、本物か。
私が私でなくなる時、この街は最も輝きはじめる。
みんな私の中身なんか知りもしないし興味もないくせに。
そんな空虚感を感じながらも、
一週間に一回、彼女は誰かの「彼女」になる。
そうして、都合のいい女を演じる。
「幸せな家庭」を手にすることができなかった雪。
将来に何の望みも抱けず、メイクで火傷の痕を消し、己を偽る事で生き延びてきた。
そんな彼女の選んだ仕事は「彼女代行」。
最初は雪の客として出会った壮太だったが、次第に雪に夢中になってしまう。
しかし、家族に愛されて育った壮太に対し、雪は分かり合えないという実感だけが強くなってゆく。
偽りの関係、偽りの存在から発生した想いもまた、偽りなのか。
人と人との関係と男女の恋愛感情。
必ずしも深い関係だけが良い訳ではない。
心の距離について考えさせられる、ダークではなくビターな物語。
感情タグBEST3
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優しく見えるその心の内は
思うに、楓は完全なProfessionalなだけである。自分からは何も言わず、相手が楓に尽したいから、蛇の道を勝手に行ってくれる。そうならなかったらならなかったで別に構わないのだろう。結果は求めるが、はじめからオデブちゃんにそんな期待はしてなかっただろうし、代わりはいくらでもいるだろう。
オデブちゃんも楓に尽くし、一時とは言え、綺羅びやかな世界の中心にいれたことに対し幸せはあっただろう。現実に戻ってきた時の落差と犠牲が覆いかぶさるが、決めたのはオデブちゃん自身であるから、誰か悪役がいるわけではない。大人気のオデブちゃん編お見逃しなく
苦しいけど読まずにいられない
4人で歩く幸せなシーンが大金を叩いた上で成り立ってると思うとめちゃくちゃ切ない。
自分が楓に出会わない人生で良かったと心底思います(出会ったら確実に萌ちゃんと同じ人生を歩むことになる、、)
面白い
いつもサイコミで読んでるのですがまとめて読めて良いです。
4人でアフターのところが良くて何度も見てしまう。
ナナセのおまけ漫画がついてきます。
これだけのために購入しても良いくらい!!
描き下ろし
サイコミの配信で毎週最新話読んでるけど単行買うくらいに大好きです。
描き下ろしの七星、とってもいいキャラしてました。描き下ろし短いけど毎週の配信だけじゃ知ることのできなかったエピソードだったので単行買ってよかったって思います♡7巻の全話、胸がきゅっと切なくなります。
楓みたいな人いたらイチコロだろ
楓は雰囲気かっこいい系だけど
気遣いやら優しさが神がかっててこりゃリピ着きますわって感じ、、、おそるべし
営業の仕方それぞれ違うからはるぴとは全くタイプ異なるけど
やっぱりもえちゃんは自分のことを女の子扱いしてくれる楓に恋しちゃって沼って抜け出せなくなるよねえ
こうしてハマっていくのですね
本巻では萌ちゃんが楓にどんどんハマっていきます。
前巻で「来月返せば良いや」とかのお金の使い方が凄くリアルでしたが、今回も萌ちゃんがホストにハマっていく気持ちの揺れ動きと描写がとてもリアルでした。
次巻で完結のようなので楽しみです。