【感想・ネタバレ】大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 抹茶の香る密室草庵のレビュー

あらすじ

茶室で密室殺人!
日本家屋で不可能状況

衆人環視下で発生した殺人事件の謎に、
タイムトラベラーの現代人おゆうこと関口優佳が挑む!
事件を解くカギは、穴開け用ドリルとファイバースコープ!?

(あらすじ)
茶問屋の清水屋が根津の寮で殺害された。居合わせた南町奉行所内与力・戸山の証言によれば、被害者の入室後、現場である茶室に近付いた者はいないという。「密室殺人事件に遭遇した!」と興奮する十手持ちの女親分・おゆうこと現代人の関口優佳は、友人である科学分析ラボの宇田川の協力を得て調査を進める。果たして、茶株仲間の主導権争いを背景に起きた日本家屋での密室殺人の真相とは?

(著者プロフィール)
山本巧次
1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社)で2015年デビュー。他の著書に『開化鉄道探偵』(東京創元社)、『途中下車はできません』(小学館)、『希望と殺意はレールに乗って アメかぶ探偵の事件簿』(講談社)、『早房希美の謎解き急行』(双葉社)、『鷹の城』(光文社)、『急行霧島 それぞれの昭和』(早川書房)などがある。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大江戸科学捜査の第十弾。

今回は茶問屋のお話。
お茶の里からの江戸に来た名主が殺され、
さらに茶問屋の主人が
南町の与力と他の茶問屋の主人が見守る茶室で殺される。
密室ミステリー?

宇田川が活躍するのは良いが、
地中レーダーに壁を登れる小型ロボットと
どんどん江戸に持ち込む道具が増えていく。

しかし、今回の山場は何と言っても、遠山の金さんが登場したこと。
といってもまだ町奉行になる前で、
父親の勘定奉行を助けるために調べているという設定。
宇田川と伝三郎はお互いに江戸時代の人間ではないと気がつくが、
これでおゆうをとりまく時代を超えた四角関係になるのか?

おゆうが自分のことを鑑識班のバイトができるのではないか、
と思うのが面白かった。

0
2024年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第10作。
今回は「密室」殺人事件に挑む。

超有名人の登場に苦笑しつつも、こういう遊びは楽しい。
ただ、おゆうも宇田川も慣れて気が緩んでいるのか言動に隙があり、ちょっとはらはらする。

0
2024年03月24日

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