あらすじ
連続する蔵破りに翻弄される南町奉行所の伝三郎らのため、江戸と現代で二重生活を送るおゆうこと関口優佳は、科学分析ラボの宇田川に協力を依頼。現代で証拠品の分析をしてもらうだけのつもりが、彼も江戸へとついて来て、ドローンなど最新技術の力で捜査を行うことに……。やがて事件の関係者として、将軍家斉の側近・林肥後守の存在が浮かび上がる。背景には、大奥最大のスキャンダルが!?
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Posted by ブクログ
大江戸科学捜査の第五弾。
「ドローン江戸を翔ぶ」という副題をちらりと見て、
これは大変なことになったとは思っていたが、
まさか、興味が高じて鑑識担当の宇田川まで江戸に来てしまうとは予測できなかった。
謎解きは自体は、蔵破りに軽業、小田原とからんで面白かった。
恋のライバル、美人髪結いが登場も、全く進まない伝三郎の仲はいったいどうなることやら。
Posted by ブクログ
まさか、ドローンが飛ぶとはねぇ。表紙を見てびっくり、更に、宇田川さんが意外と格好いいのにもまたびっくり。(ただし見た目だけは、ですが)
おゆうさんの装備がアップグレードするかもと、期待はしていましたが、人材コミとは思いませんでしたね。
それにしても「聡庵先生」ですか、なんか似合っているようで笑えました。いくら面白そうだなと思っても、「うーさん」の立場にはなりたくありませんが、先生なら少しやってみたい気がします。
この本を読むと、江戸も悪くはない気もしますが、逆に現代の暮らしのありがたみの方が、ひしひしと感じられるようです。
ミステリーというより、定番時代劇を見ているような、なにか不思議と「コージー」な味わいでした。