あらすじ
――――誰よりも美しく、慈悲深い大聖女。
あなたはこうやって、伝説となっていくのだ………
従魔の黒竜が旅立ち、第一騎士団に復帰したフィーアは、シリル団長とともに彼の領地であるサザランドへ向かう。
そこはかつて、大聖女の護衛騎士だったカノープスの領地であり、一度だけ訪れたことのある懐かしい場所。
再びの訪問を喜ぶフィーアだったが、10年前の事件により、シリル団長と領民の間には埋めがたい溝ができていた。
そんな一触即発状態のサザランドで、うっかり大聖女と同じ反応をしてしまったフィーアは、「大聖女の生まれ変わり、かもしれない者」として振る舞うことに…!
フィーア、身バレの大ピンチ!?
書き下ろしは、書籍連載でおなじみの『アルテアガ帝国』編をはじめ、300年前の過去編ほかを大ボリュームでお届け!
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イメージ壊れるかも??
『小説家になろう』からのファンなので、勿論星5つです。値段はちょっと高いけど、おまけSSも面白いので、買って損はありません。
でも、イラストが酷過ぎる。1巻から思ってたけど、イラストが入っていると世界観ぶち壊されます。自分の世界観を壊されたくない人は、買わない方がいいかも。マジで。
カラーが得意な絵師さんなのでしょうが、それにしてもカラーと挿絵の差が酷いです。普通、挿絵はご褒美なのに、イメージ壊されて殺意が沸きますわ。
素敵なキャラクターやシーンが小学生が書いたようなイラストにされているので、興ざめするうえ、自分の素敵イメージが塗り替えられてしまいます。ファビアンのイメージを壊されたのには地味に落ち込みました。大好きな感動の場面も陳腐なものに置き換えられてしまったし。どうしてくれるんだ、ホント!!!買ってよかったけど、買わなければ良かった。ジレンマです。
大聖女の魅力
ライトノベルにおける聖女という存在は割りとありふれたものですが、本作における大聖女は本当に魅力的です。
300年前に訪れた地で大聖女を信仰している民と交流するのですが、前世の大聖女も今世のフィーアも惹かれずにはいられない力があります。
カノープスの生まれ変わりは意外な人物でしたが、こちらの忠誠心もすごくいい。
コメディとシリアスのバランスが絶妙です。
イラストについて書かれている方がいますが、私も同感です。
表紙やカラーはともかくとして、イラストでキャラに抱いていたイメージが崩れます。
でも、加筆が多いので購入はおすすめします!
Posted by ブクログ
過去メイン回。
300年前のセラフィーナの環境がキツイ。
認めてくれる人達も多かったけど周囲は厳しくて、過去あんなんなのに良くこんなんになったなぁと思う。前巻のザビリアじゃないけどすごい。
大聖女だからなのか、そういう子だから大聖女になったのか。
フィーアが絡むとコメディになりがちなのは彼女の精神構造なんだろうなぁ。
書き下ろしも面白かった。書き下ろしでの掘り下げが多いから、その後で読み返すと本編も真面目な部分で笑えてしまったりするのが楽しい。
匿名
サザランド
今回は訪問団として大聖女信仰が根強いサザランドへ行くことに!
10年前の事件により、シリル団長と領民の間に出来た深い溝を、フィーアは埋める事が出来るのか!!
というか、既に大聖女の生まれ変わりとして祭り上げられてるけど、無事に隠し通す事が出来るのか!!
気になるところで次巻に続くだったので、次巻を早く読まないと。
大事なところですが、
過去の話があり、なかなか大事なところだったと思います。転生した人がフィーアの他にもいるっていう事実も判明!
『これって!これって、あの人はもしかして…』って、妄想が膨らむ巻です。
先が気になる一方、サイド話が少し煩わしく感じる巻でもあります。。
後々重要人物になってくるんだろうけど、個人的に「レッド、グリーン、ブルー」のサイド話は突っ込み満載な内容で、お腹いっぱいになってきました。
何はともあれ、周りから誤認識だと思われても『大聖女様』と言われてしまうのは、気分が良いです。
続きが気になります
はっきり申し上げましょう 転生者は大聖女様だけではなかったようです。あら、はっきりではなかったようで申し訳御座いません。
そして、その事実が露見されたところで(本当に涙が出ました)、全巻に続いて、またSIDEや挿話の連続でした。
個人的にはSIDEや挿話の両方も気に入っているから削げられるのも忍びない一方、本編の方はいいところで「次巻に続く」という形で終わったので本当に複雑な気分ですね。
要するに、続きが気になって待ち遠しいです。