あらすじ
【電子書籍限定書き下ろしSS】付き!
2023年10月よりMBS、TOKYO MX、BS11にてTVアニメ放送開始!
シリーズ累計120万部突破!(紙+電子)
「わたくしは、あなたを信じてますわ!」
第五部「皇女の休日」開幕!
大人気歴史改変ファンタジー第12巻!
書き下ろし番外編&コミカライズ試し読み収録!
Gilse先生描き下ろし「キャンバスアートボード」同時発売!
電子書籍限定書き下ろしSS「専属メイドになりそこなった少女」
【あらすじ】
元わがまま姫ミーアは、ベルと現れた謎の少女・パトリシアの扱いに頭を悩ませていた。無機質な表情を浮かべる彼女は、どうやら天敵・『混沌の蛇』の教えを受けているらしい。セントノエル学園においては、悪事に手を染める者と見なされても仕方ない。そこで、思いついたのは「蛇の教育だと言いながら、こっそりと淑女に育てる」戦法! 最後の一滴までシチューを堪能させたり、キノコ狩りへと連れ出したり、恋のコツ(?)を伝授したり──我流の教育論で少しずつ、その笑顔を取り戻してゆく。だがその矢先、“銀の祭具”盗難の疑惑が持ち上がり……? 「パティはそんなことしませんわ!(たぶん!)」 周囲に流されまくりの海月姫が挑む、大人気歴史改変ファンタジー第12巻! 第五部「皇女の休日」開幕!
著者について
●著者:餅月望(もちつき・のぞむ)
1982年生まれ。
ティアムーンアニメのPVについた海外の方からのコメントを翻訳するのが最近のマイブーム。
外国の方からも応援してもらっていると思うと嬉しいと同時に、もっと英語をまじめにやっておけば良かったと思う今日この頃です。
●イラスト:Gilse
ジュニア文庫版のイラスト、本当にきれいではありませんか? 素敵な方々と一緒にお仕事できることも運だと思いますので、嬉しいです。
では、12巻もよろしくお願いします!
ギロチン回避のため、ポンコツ姫が奮闘する!
パンがなければなんとやらを地で行く、大国ティアムーン帝国の皇女・ミーア。
革命の勃発により捕らえられた彼女はギロチンで処刑されるが、なぜか12歳の頃に時間遡行して目を覚ます。
傍らには処刑までの間、唯一所持することが許されていた血染めの日記帳…。
このままではまたしてもギロチンルートまっしぐらだ。
ミーアは日記帳と前時間軸での記憶を頼りに、崩壊する運命にある国の立て直しに挑む。
本作の持ち味は、全編を通してとにかくコメディタッチであること。
あくまで自分ファーストでありどこか抜けているうっかり者のミーアだが、周囲の人々は彼女の言動の真意を深読みして勘違い、事態は好転していく。
ドヤるミーアに地の文によるツッコミが笑いを誘う。
挿絵も含めほんわかした雰囲気で、ポンコツ可愛い姫殿下の人生逆転劇を堪能できる作品となっている。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
12巻も相変わらず面白い! ミーアの「自分が断頭台に戻らないため」という自己保身から始まった行動が、いつの間にか周囲の人々を救い、さらには未来そのものを変えていく展開が本当に楽しい。特に今回はパティとの関わりが印象的で、敵として警戒するだけではなく、「だったらこちら側で育ててしまえばいい」というミーアらしい発想に思わず笑ってしまった。
かつては自分のことだけで精一杯だったミーアが、気づけば誰かの未来を考え、人を育てる側になっている。その変化が、本人の自覚のなさも含めて微笑ましい。ベルやパティをめぐる物語から、過去・現在・未来がつながっていく感覚もあり、シリーズが新たな段階に入ったことを感じさせる一冊だった。
シリアスな設定を扱いながらも、ミーアの勘違いと周囲の過剰な評価でしっかり笑わせてくれる。この「重い物語」と「軽妙なコメディ」の絶妙なバランスこそ、本作の魅力だと思う。12巻も大満足。パティがこれからどんなふうに成長していくのか、ますます楽しみになった。