ギロチン回避のため、ポンコツ姫が奮闘する!
パンがなければなんとやらを地で行く、大国ティアムーン帝国の皇女・ミーア。
革命の勃発により捕らえられた彼女はギロチンで処刑されるが、なぜか12歳の頃に時間遡行して目を覚ます。
傍らには処刑までの間、唯一所持することが許されていた血染めの日記帳…。
このままではまたしてもギロチンルートまっしぐらだ。
ミーアは日記帳と前時間軸での記憶を頼りに、崩壊する運命にある国の立て直しに挑む。
本作の持ち味は、全編を通してとにかくコメディタッチであること。
あくまで自分ファーストでありどこか抜けているうっかり者のミーアだが、周囲の人々は彼女の言動の真意を深読みして勘違い、事態は好転していく。
ドヤるミーアに地の文によるツッコミが笑いを誘う。
挿絵も含めほんわかした雰囲気で、ポンコツ可愛い姫殿下の人生逆転劇を堪能できる作品となっている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年09月26日
ミーアは聖夜祭の夜、自分が暗殺されるということをミーアベルの持ってきた本から知る。必死になって防ごうとすると思いきや結構のんびりやっている。結局、上手く行っちゃうんだけどね。何やかやといい方に転がるのが面白い。
蛇の原初は王家の始祖で黃月は盟邦なのに、蛇の書と姫の行方は王家も黃月も知らないとはこれ如何に?
取敢えずコンプリートおめでとうな話。