【感想・ネタバレ】ティアムーン帝国物語18~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~【電子書籍限定書き下ろしSS付き】のレビュー

あらすじ

【電子書籍限定書き下ろしSS】付き!
シリーズ累計260万部突破!
「この選挙【しょうぶ】、勝たせて頂きますわ!」
元ポンコツ姫が運命に抗う、一世一代の歴史改変ファンタジー第八部開幕!
書き下ろし番外編&巻末おまけミーアの日記帳&描き下ろし四コマ収録!


生徒会選挙が近づく春。 ガヌドス港湾国での厳しい戦いを終え、冬休みをのんびーり過ごしたミーアは、悠々【ゆうゆう】と学園へ帰還した。気がかりなのは、ラフィーナからのお願いだ。入学してくる司教伯ルシーナの息子・リオネルが、生徒会長になるのを絶対に阻止して欲しいという。ところが、『ルードヴィッヒの日記帳』によると、ミーアが彼を制して会長になれば、ベルが生まれて来なくなる!? 不穏すぎる未来を追い払うべく、繰り出す戦略とは──?

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ギロチン回避のため、ポンコツ姫が奮闘する!

パンがなければなんとやらを地で行く、大国ティアムーン帝国の皇女・ミーア。
革命の勃発により捕らえられた彼女はギロチンで処刑されるが、なぜか12歳の頃に時間遡行して目を覚ます。

傍らには処刑までの間、唯一所持することが許されていた血染めの日記帳…。

このままではまたしてもギロチンルートまっしぐらだ。
ミーアは日記帳と前時間軸での記憶を頼りに、崩壊する運命にある国の立て直しに挑む。

本作の持ち味は、全編を通してとにかくコメディタッチであること。
あくまで自分ファーストでありどこか抜けているうっかり者のミーアだが、周囲の人々は彼女の言動の真意を深読みして勘違い、事態は好転していく。
ドヤるミーアに地の文によるツッコミが笑いを誘う。

挿絵も含めほんわかした雰囲気で、ポンコツ可愛い姫殿下の人生逆転劇を堪能できる作品となっている。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ラフィーナの卒業でようやく一息つけると思ったミーアでしたが、またしても“司教帝”誕生の予兆が――!?
新入生のレア・ボーカウ・ルシーナは気弱なお嬢さま。放っておくと、彼女が司教帝になりベルが生まれない未来に繋がるのだとか。
そんな彼女を救うため、ミーアは生徒会長選挙に関わることに。兄のリオネルとの対立を経て、レアが自信を取り戻していく姿はじんわり胸に残ります。

今回は政治的な駆け引きよりも、「後進を育てるミーア」の姿が印象的でした。
17歳になったミーアは、もう立派な“導く側”。相変わらず忖度と偶然を味方にしながらも(笑)、人とのつながりで未来を変えていく力強さを感じました。

ラストでは小麦不足という新たな不安もちらり。
次は“食糧問題編”になりそうな予感です。ミーアと料理長が生み出した満月団子が、何かの鍵になるのかも?
次巻も楽しみです

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2025年11月04日

シリーズ作品レビュー

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