【感想・ネタバレ】何故エリーズは語らなかったのか? Why Didn’t Elise Speak?のレビュー

あらすじ

「エリーズ・ギャロワ博士が会いたがっている」人工知能たちがグアトにそんな噂を教えてくれた。面談を求められるような理由に心当たりはなかった。ほどなくして彼女は行方不明になってしまう。
ギャロワ博士は、ヴァーチャル世界に資する研究を続け、ついに「究極の恵み」とまで賞される成果をあげたという。博士は自らの意志で姿を消したのか、それとも事件に巻き込まれてしまったのか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人工知能がリアルとヴァーチャルを行き来するのはわかるけど、人間だとまだ想像力が追いつかない。子どもがどうなってるのか気になる。前半はおだやかすぎる分、後半が盛りだくさんでびっくり。面白かった!

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・Wシリーズからずっとクールで仕事人間だったロジ。しかし、ここに来て彼女に大きな変化が。銃を撃ちたくないと言った彼女に、変化は成長だと言ったグアト。そんなグアトが好き。

・何故エリーズは語らなかったのか。今回はタイトル回収が分かりやすい。いや、何故語らなかったのか、根本的な理由は分かってないとも言えるが。

・最初の、エリーズがグアトに会いたがっているという噂は結局何だったのか?

・彼は何故情報をくれたのか?個人解釈メモ
1.殺したのに思ったような事件にならず、どういうことなのか知りたかったから。
2.究極の恵みについては知っていたが、もしかしたらヴァーチャルでは生きている可能性もあると思い、居場所を探す手掛かりになればと思ったから。

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2024年09月30日

匿名

ネタバレ 購入済み

難しい

存在していることはわかりやすけど、現実やヴァーチャルて存在していないこと証明することって難しい。それを証明していくことが、楽しい時感じる本でした。

#深い #カッコいい

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2024年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロジがバチバチに可愛い巻。リアルでの死と同じように、ヴァーチャルでの死を実現させようとするプログラム=神の恵みを開発したエリーズという研究者のお話。もう何だか凄いところまできてる、このシリーズ。

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2024年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森博嗣の新刊は漫画を買う感覚で発売日に本屋に走る。
この人の頭の中は何十年、何百年先を生きている?
リアルでも死に、ヴァーチャルでも死ねばどうなるのか...。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ーー

 独特のリズムと波長でリアルとヴァーチャルの死生観を描き出す、WWシリーズ8作目。


 3、4年前から、結構いつ死んでもいいかな、と思っている。
 と云って深く考え始めると、家のこととか家族のこととかやりたいゲームとか読みたい本とかいろいろ浮かんできてまぁ頑張るか、となるのだけれど。
 枯れたとか、熱量が無くなったというわけでは無くって……後悔は無いなぁ、という感覚。自分の死後に何か残るとして、それはもう自分のものではないな、きちんと誰かのものになっているな、って妙な安心感のようなものがあるのです。

 死生観、というふうに、生と死はいつも続き物のように捉えられていて。確かに生きていないものは死なない、という点では生と死は一体なのかもしれないけれど、でも逆はどうだろう? 死なないものが生きていると云えないのならば、永遠の生はもう生きてはいないのかしら。そもそも永遠に生きるなにかが存在したとして、それが永遠に生きているって証明するものはなんだ?

 えーっと。こういう話ではないです、決して。


 ある種いつもどおりの、けれど前作で迎えた大きなターニング・ポイントから起こる細かな変化が、テーマと良く合致していて読ませる。
 不思議なもので森博嗣の小説は音楽を聴きながら読めないことに気付かされた。ふむ。

 ☆4.2

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2024年05月02日

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