あらすじ
男女のほかにα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)の3つの性が存在する世界。Ωの人生は、優れた性とされるαの子供を産めるか否かにかかっている。財閥一家・英(はなぶさ)家に嫁いだΩの犀門(さいもん)は、子を生せない不吉な「メガエラ」として疎まれていた。ある日、英家当主に呼び出された犀門は、彼の「隠し子」探しを命じられ――。丸木戸マキが描く、オメガバース×身分制度×華麗なる一族の家督争い、開幕!
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性別による格差
アルファ・ベータ・オメガという3つの性別が従来の性別にプラスされて人に現れる世界でその3つの性別が生み出す格差と差別に悩み、押しつぶされそうになりながらしたたかに生きるオメガの男性にスポットを当てたSFマンガの第一話。
主人公の漆間犀門はオメガという繁殖に特化した性別を持つ男性で現在は教師として働いている。
オメガは定期的に繁殖のために発情期が訪れその時は不特定多数のアルファに対してフェロモンを出すため抑制剤を使用し時には望まぬ性行為や妊娠を避けるため外出を自粛しなければいけない。
そのため学校や社会における地位は高くなくそれがよりアルファ有利の社会になっていくのだった。
出産後も自分の産んだ子がアルファなら周りからの目をそこまで気にしなくてもいいがオメガなら憂鬱だし、そもそも子を産めない体質だとその後の自分の扱いもひどくなっていく。
犀門は財閥の跡取りである男性と恋に落ち結婚するが子に恵まれず、後妻を受け入れて隅で生きるしかない苦しさを抱えていた。
そんな中夫の父親からある秘密の提案を受ける。
性別がそのまま社会における階級や扱いに直結するという悪夢のような世界で苦しみながら生きる主人公が今後どう逆転を仕掛けていくのか楽しみ。
面白い!
BL界隈では腐るほどよくあるオメガ設定ですが、この作品はそれらとは一線を画しています。
女性キャラもたくさん出てきストーリーを動かしてくれます。登場人物が多いですが、皆んなそれぞれキャラが立っていますね。
とにかく普通のBLとは違うので男性同士の恋愛描写に抵抗がない人はぜひ読んでほしいです。
愛憎劇
絵柄がお話の内容に合っています。
キャラクターも、お話の構成もとても練られています。
一言で言えば、面白いです。
黒い面白さがお好きな方には、とてもおすすめです。
暗いお話なのですが、凄く引き込まれて夢中になって読みました。この後どうなってしまうのかと続きが気になります。
オメガバース
流行っているのですね
あんまり好きじゃないのですがこの作者さんの描かれる色気のある雰囲気にはどっぷりはまり込んで読みたくなります
爺さんが最悪な人柄でした
深い世界観
立場や権力を振りかざしたり 差別が酷くて居場所を探しても見つけられずにどんどん堕ちていく人など 凄くわかりやすく描かれていて 深い世界観に引き込まれていくような作品です。
新しいオメガバース
コレは青年誌で連載なんですか?ちょっと変わった設定で、華麗なる一族ってかんじでした。家長のお手付きのオメガがまるで大奥のように覚えを競い合うのが新しい感じでした。