あらすじ
反乱軍の乱入により混乱を極めた瑞燕国皇宮から昏睡状態の雪媛を救出した青嘉は、追手を振り切り北の国境を越えたが、寒さと飢え、そして負傷により倒れてしまう。そこは瑞燕国と敵対する遊牧民クルムの集落だった。二人は命こそ取り留めたが、青嘉はクルム左賢王(皇太子)の前に連れ出され苛烈な尋問を受ける。雪媛の正体が瑞燕国の“神女”であると明かすわけにはいかない青嘉は商人夫婦と嘘をつくが、すぐに見破られ命を落とす寸前――誰かが転がるように入ってきて目の前に身を投げ出した。そこで再会した意外な人物のおかげで二人は延命する。皇帝・碧成の支配下を脱した雪媛は、次第に心を取り戻していく。青嘉と雪媛に訪れたのは束の間の休息か、それとも……? そしてその頃、雪媛のいなくなった瑞燕国では……?
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Posted by ブクログ
混乱に乗じて雪媛を連れて都を脱出した青嘉。
流れ着いたのは北の大地。
そこは故国の脅威となっている北方民族の支配地だった。
懐かしい人たちとの再会。
歴史を変えた故に失われた命と生まれる命。
彼女の帰りを待つ人々が故国にはいるけれど、もう少し自分自身の幸せを味わって欲しいとも思う。
それはさておき、青嘉よかったね!表紙最高!!
Posted by ブクログ
とうとう、やっと、ご褒美回です。
ここまで我慢したんですね笑!読者もです!
終わりに向けて色々と布石の回でした。仲間が散って強くなって再集結するやつですねこれは。
Posted by ブクログ
過去編を挟んで現在に戻ってきた。
抜け殻のようたった雪媛も純霞たちとの再会、シディヴァやナスリーンとの日々を経て復活の兆しがみえてよかった。青嘉も最初はどうなるかと思ったが、怪我もよくなり、雪媛とも…漸くここまで、本当に長かった。
雪媛がこのまま国を離れたままな訳はないし、祖国もきな臭いし、きっとまだこの先に波乱が待っていることが容易に想像できてしまうので、今このときは北の国での束の間の春のような気がしてならない。でも、この後に起こるであろう諸々を乗り越え、2人が幸せになってほしいとひたすら願う。
Posted by ブクログ
二人がようやく結ばれてにやにやしちゃった……。「これまで我慢して来たから、箍が外れたらすみません」のその後を詳しく――!!!! と思ってしまってスミマセンw
どうでもいい話けど、今回から出て来た国が推しの名前と同じで、クルム……推しの名前……クルム……と、全く関係ない所でにやにやしてしまった。楽しみ方がろくでもなくて大変申し訳ない。