【感想・ネタバレ】リバーエンド・カフェ : 9のレビュー

あらすじ

震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキは喫茶店での交流からその歌声を注目されはじめる。高校卒業を控え、東京から音楽プロデューサーが訪れてくる中、彼女が選ぶ今後の道は…? 東日本大震災から10年、著者の故郷・石巻を描く物語、完結巻。

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Posted by ブクログ

たなか亜希夫『リバーエンド・カフェ(9)』双葉社。

何度か脱線した物語も本筋に戻り、ついに完結。ラストには感動すると共に驚愕した。そういうことだったのか……

東日本大震災で壊滅的被害を受けた石巻市。両親を失い、学校でも虐められてばかりの女子高生・サキが出会ったリバーエンド・カフェ。そこから物語は始まり、サキの歌の才能が音楽プロデューサーの眼に止まる。業界ではクズ鉄と呼ばれる落ちぶれた音楽プロデューサーはサキを高みへと引き上げられるのか……

石巻市と言えば、海辺に古い街並みがあり、何度も歩いたことがある。どこの都市もそうなのだが、郊外に大型ショッピングセンターが出来ると商業の中心はその周りに移っていく。それでも昔ながらの商店や食堂などが営業を続け、なかなか風情のある街だった。そんな街を10年前、大津波が襲い、壊滅的な被害となる。変わり果てた街並み。今はどうなっているのだろうか。

本体価格800円
★★★★★

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2021年12月27日

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