あらすじ
震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキが「カフェ」で出会った人々、出会った音楽…それは「ブルース」。LIVEで歌声を披露したサキだが、その様子は動画で世界中に拡散され…!? そして謎多きカフェの「マスター」の秘密も徐々に明らかに…!?
東日本大震災から9年半…たなか亜希夫が、震災後の故郷を舞台に描く最新作、第6巻。
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Posted by ブクログ
たなか亜希夫『リバーエンド・カフェ(6)』双葉社。
次第に『迷走王 ボーダー』みたいなノリになって来た。このノリは嫌いではないが。
舞台は震災後の宮城県石巻市。いじめられっ子の女子高生・サキが歌ったベッシー・スミスのブルースの動画がYouTubeにアップされ、世界中に拡散される。
この後は『あまちゃん』みたいにサキの歌手デビューみたいな展開になるかと思ったら、そうは問屋は卸さない。サキが世話になっている中瀬のカフェのマスターが遥か昔に無くなったはずの遊廓で雪乃という怪しげな女性にたぶらかされ……
震災から9年余り過ぎ、少しずつ復興している石巻市の街の様子も描かれ、嬉しい限り。震災後に仮店舗で営業していた特製味噌タンメンが抜群に美味かった大王は完全復活しただろうか。
本体価格620円
★★★★★