あらすじ
ギリシャでの生活に区切りをつけ、ロンドンに帰ってきたわたし、スーザン・ライランド。フリーランス編集者として働いていると、予想だにしない仕事が舞いこんできた。若手作家が名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズを書き継ぐことになり、その編集を依頼されたのだ。途中までの原稿を読んだわたしは、書き手が新作に自分の家族関係を反映しているのを感じる。ということはこの作品のように、現実世界でも不審な死が存在したのか? 『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』に続くシリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
相変わらずおもしろい、、、
アティカス・ピュントシリーズの続きを、若手作家であるエリックが書く継ぐことになった。
スーザンはこの作品の中に、エリックが何かしかけていることを感じる。
じらされる感じがすごい、誰が犯人?どんな謎?1冊の本で2冊分楽しめる!
Posted by ブクログ
『カササギ殺人事件』シリーズ?の最新作、待ってました!
前作同様のbook-in-bookで、(本の中の)現実と(本の中の)本の世界が関連していて……とても面白かった!
現実と本の中の登場人物とで通常のミステリーより多く、途中から頭が大混乱
作者はどうやって考えてるんだ?と思います笑
でも、この登場人物があの人をモデルにしてるのかな?とか考えるのがやっぱり楽しい!
犯人は一体誰?
クレイス家には何か不穏な空気が……
下巻に期待しかない!!
Posted by ブクログ
スーザンったらまた厄介に巻き込まれて!
カササギ、ヨルガオときて、久々の三作目。
アラン・コンウェイとっくに亡き今、まさかのアティカス・ピュントシリーズの続編の編集を担当することになったスーザンが、どう考えてもろくなことになりそうのない、イヤな予感しかしない状況に陥っていて、思わず笑ってしまった。
例によって作中作の読みごたえも素晴らしく、めちゃくちゃ引き込まれる仕組み。
上巻でうっすら気になる部分もあったので、私の推理は当たるかな??
あ〜続きが気になりすぎる!今夜は寝られそうにない!
Posted by ブクログ
「名探偵ピュント」シリーズ(って言っていいのか「体当たり編集者スーザン」シリーズのほうが適切かうーん)第3弾。
<良かった点>
・現実パートと作中作パートのどっちも怪しくて気を逸らさない、同時並行で別々のジャグリングみたいな離れ業を成立させる作風は今回も健在。ついでに超いいとこで切る焦らし加減も健在。
そもそもピュントシリーズとしては完結済、作者も死亡済、新作の出る幕がないはずなのに続編を書かせるとか、現実的かつその手があったか!な導入が頭いいなーと。
<よくなかった点>
・クレイス家の家系図だけじゃなく、作中作チャルフォント家の相関図も欲しかったところ。自分で読みながら作ったけど、時々○○ってどっちの世界の誰だっけ?って混乱したりするので。あーでも、「エリオット」が「エリィ」とか家族間で愛称が出てくるともっと誰だっけ??が進むので、それがないのはよかった(家族がバラバラ感も醸し出されるし)。
<総評>
第3弾にもなるとダレてくるシリーズとかもあるけど、そんなこともなく面白かった。それって普通にすごいと思う。アンドレアスと別れちゃったのは悲しかったけど、ロンドンに戻ってきて存分に編集業に携われるようになったのはよかった、んだけど、どうもフリーの立場でいいようにこき使われる感がするので後半で出版元の鼻をあかしてほしいなーと思ったり。
Posted by ブクログ
スーザン・ライランドもの第三弾。
もはやお馴染みとなった、まんま作中作をぶち込んでくる入れ子構造ミステリ。
『カササギ殺人事件』では度肝を抜かれたこの形式も、3作目ともなると勿体ぶる意味もないとばかりに開始50ページにも満たないところからその世界に突入。
そして一旦スーザン視点に戻ってきてこれまたお馴染み作中作とこちらの世界の相似点を浮かび上がらせていく展開。
作中作のあの人物はこちらの世界のあの人物に違いない、となると作中作での事件はこちらの世界での出来事も暗示している?作中作の事件の顛末もまだわからない状態で双方の話の行く末に目が離せない。
上巻の締めくくりは作中作の続きへの呼び水で終わる。
一息入れる間も惜しく、誰しもすぐさま下巻へGOとなることでしょう。
個人的にはホーソーンものの方が好きだけど、それでもこの出版ペースでのこの安定感は驚異的。
今回はアラン・コンウェイのパスティーシュをエリオット・クレイス(『カササギ殺人事件』に出ていた?忘れている。。)が手掛けるがという話。
パスティーシュと言えばホロヴィッツ自身も多数手掛けていて、何なら作中めちゃくちゃ言及している007ものすら書いている中での皮肉、メタ感の織り込みがにくいわざ。
クラシックなスタイルの中に現代風味を混ぜ込み、かつ毎回ちょっとずつ新たな試み、おかしみを取り入れるという姿勢には尊敬の念しかない。
「アナグラム解けるかピ」、今更だけど原文ではどうなっているんだろう?anagramの単語だけで7文字なんだけど。byとかatとかなのかな。とすると日本語訳を工夫したってことかな。軽く受けたので気になるところ。
このミス2026年度版海外編第2位。