あらすじ
ツイッターフォロワー86万人!『子連れ狼』などの漫画原作者の大家がつづった珠玉の人生訓、完全書き下ろし。人との心地よい距離感の保ち方から、仕事の乗り切り方、愛、そして死のことまで、82歳になってやっとわかった成熟した大人になるということ。
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Posted by ブクログ
大人になることの素晴らしさ、過去を起点とした現在、未来への希望を意識した内容、考え方に心打たれた。
過去の栄光に縋る気持ちを誰しもが持ち合わせているはずだが、過去の正負の感情を落とし込み、許し懐かしみこれからを生きていこうと思う。
これからの人生を充実させていくためのバイブル的存在になった。
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各章10分程度読める人生を考える良書
目次を読んでつまずきそうな箇所、過去の出来事との決別、働くことの意義、年の重ね方ーーーー
など人生での迷いどころでの道を教えてもらえる
深く悩んだり、落ち込んでいるときには本を一冊読むのは大変な労力が必要ですが
この本は各章10分程度で読めるので、前に進むきっかけを教えてもらえると思う
こういう良書があることを知っているだけで心強いものです
折に触れて再読しようと思います
Posted by ブクログ
家族との関係性から、複雑な社会での生き方まで、これまでの人生の悩みについてはこの本を読めば解決策が見えてくるかもしれません。私は「ニーチェの言葉」という本を人生のバイブルにしているのですが、それと通ずる言葉がたくさんあり、好きな本の一つになりました。特に『自らの価値観で自分を評価しないということは、他人の価値観で生きるということ』という言葉が好きです。2時間程で読めたのでボリュームもちょうどよく、悩みを抱えた時にまた読みたいと思いました。
Posted by ブクログ
80年生きた人生の結論、とても知りたいと思い読み始めた。
・無理のない人間関係は、その人といると楽しい、それだけです。
心地よいと思うのは、相手がさり気なく気遣ってくれているから。
・人と人との関係は、素直が1番。
・人を傷つけることもあるし、傷つけられることもある。当たり前。
・機嫌よくいるには、リラックスしていること。人生の極意である。
・負の感情の時、高揚している時、決断すべきではない。
・ただでさえしんどい人生、不得意なことには手を出さないと決めている。
・これ以上頑張っても幸せになれないと思ったら、諦めたらいい。
・丁寧に生活すると、鬱になりにくい。
・夢中になれることを持つのは、心の避難所を得ること。
・恋愛や結婚は、美味しいもの食べたら食べさせてあげたい、綺麗な景色みたら見せてあげたい、と思えるくらいの条件の方がずっとうまくいく。
・人に与える愛だけが、己に残る愛なのです。
・迷った時は、人として美しい方を選ぶ。
人との関係は面倒くさいが、心に残ること、生きがいとなることは人。なので大事にしようと思った。
もう十分がんばった人生、本質を見失わず、がんばりすぎないリラックスした人生を、自分のためにも周りの人達のためにも、生きようと思った。
大事な人には、駆け引きのない温かい愛を、届けられたらと思う。受け取る時もその愛に感謝しよう。
自分が80年生きた時、このように人生をまとめられたら、と憧れる。
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漫画家、小池一夫「人生の結論」、2018.8発行。メモした箇所: ①親しさと図々しさは紙一重。その違いは礼節の有無 ②素直が一番。会いたい人には会いたいと ③自分を苦しめる人との縁は切る。本物の縁ならば、また繋がる ④なくしたら「同じ物を買いたい」と思える物だけを買う ⑤本を読め、旅に出ろ、人の悪口を言うな ⑥人を愛することは、その人の幸せを願うこと ⑦豪華な生活より、気持ちのいい生活。
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すべての人が同じ結論に至ることはない。(と私は思う。)
この本は小池一夫という人が出した結論であり、そう思って読むべき。濃密な人生を送ってこられたようだから、いろいろと参考になることも多いでしょう。私は「自分の人生のシナリオは自分で書け!」と言い続けています。シナリオ通りに人生が進む訳などないのですけど、いやむしろシナリオ通りにいかないことに、人生の面白みを感じてほしい。だから「自分の人生の結論も自分で書け!」ってことですかね。
Posted by ブクログ
これまで82年生きてきた中でわかったこと、気付いたこと、悟ったことがテーマ別にわかりやすくまとめられている。
人生の大先輩の言葉を、今若いうちに知れるのが本の良いところだとつくづく思う。
いくつになっても、好奇心を持って人生を楽しくすることは可能なんだ!と、年を重ねるのが楽しみになった。
Posted by ブクログ
年を重ねることについて、深く考えさせられる一冊でした。
前向きな気持ちにさせてくれる良書。
手元に置いておいて、何かに迷った時に開きたい本だと思いました。
Posted by ブクログ
こんなに力強く、大人のエッセイはかつて読んだことがない。82歳、人生の大先輩!75歳からTwitterを始められたとのこと、本書を読み終わってTwitterをフォローしようとすると、小池一夫さんが既に他界されていることを知った。もっと小池さんの生の声を聞きたかったと思う。どの章も思慮深く、凛とした佇まいを感じさせ、人生のそばに置いておきたい大切な本となった。成熟した大人になりたいと強く思った。この本を紹介してくれたmyデンティスト先生にも感謝の気持ちしかない。
【心に強く残ったこと】
●人間関係
○人と人との関係は、素直が1番。人間関係の駆け引きは本当に心と時間の無駄遣い。声が聞きたければ自分から電話すればいいし、会いたければ自分から会いに行けばいい。まずは、自分から。伝えなければ、伝わらない。
○自分語りが多いと、人の話を聞かず、自分の欠点にも気づかず直せないだろう。「可愛い」は、人生のある一定の期間限定だが、「可愛げ」は一生続く身に付けるべき資質。
○他人に対しては、自分の耳で聞いたこと、目で見た事しか信じないようにしている。
○失礼な人は、僕とうまくやろうという気がない人なので、もともと気にすることは無いのだ。失礼な態度で臨んでくる人に、自分が心を痛めて対応する必要は全くない。
○怒っていても、ドアは静かに閉めるのが成熟した大人。
○自分の持って生まれた性格や性質は一生変わらない。対処法を大人になりながら学ぶだけ。自分の持って生まれたそれらを受け入れてくれる人や場所を見つけると、人生は随分と楽になる。
●働くことについて
○仕事は時間と量と質の戦い。時間の一番の節約は、急ぐことではなく確実にやること。
○自分の仕事のスキルを快く下に譲る。
○お金の話にこだわりすぎるのはみっともないが、お金を稼ぐことに努力していない人は、もっとみっともない。
○小池式、仕事が忙しすぎて気持ちが落ち込んだときの対処法→仕事の悩みや忙しさで気持ちが晴れない原因のことを「この3時間だけは考えない」というふうに、時間を区切って強制的に思考停止する。ともかくそのことについてダラダラと考えるのはやめる。人は働くために生きているのではない、生きるために働くのだ。
●自分との付き合い方について
○あなたに敬意を払わない人に、あなたが敬意を払う必要は無い。あなたのことが嫌いな人はあなたが好きになる必要もない。あなたを大切にしない人を、あなたが大切にする必要は無い。しかし、逆に相手から考えてみるとまた違った見方をしてくる。まずは自分から敬意を払う、好きになる、大切にする。それでもダメなら、もうそれで良い。
○機嫌よくしていられるというのが大人の条件。機嫌良くいられると言う事は、リラックスしているということ。人生の送りは「リラックスした人生」をいかに過ごせるか。
○誰かがあなた本音や弱音を告白している時、絶対に言ってはいけないこと、それは正論。
○弱音を吐いてもいいが、相手は選ばなくてはいけない。
○価値観の違う人とは対話すべき。その対話のチャンスを放棄するのはとても残念なこと。
● 粋について
○無駄が人生を豊かにすることが多い。生活でいっぱいのときでも、せめて花を買う余裕を持つ。どうしても食料を買わなくてはならないときでも、野の花を摘み、一輪挿しに飾る余裕を忘れないでいたい。
○人を判断するときに、人の欠点をあげつらう減点法の人より、人の美点を見つけられる加点法の人の方が人生は豊かに。
○余裕のある大人の所作のヒントとは「余裕」があること。余裕があることとは、焦らないということ。
○本を読むことで知識を得て、旅に出て行動することで知識が知恵に変わる。人の悪口を言わない事は人格を表す。成熟した大人になるためにまずやるべき事は、この3つ。
○鬱になったときに生活は乱れる。逆に言えば、生活に気をつければ鬱にはなりにくい。生活の美しさに気が向くというのは心の余裕の表れ。
●人を愛することについて
○おいしいものを食べたらあの人にも食べさせてあげたいなぁとか、きれいな景色を見たらあの人にも見せたいなぁとか、良い音楽を聴いたらあの人のためにCDを買って帰ろうかとか、ちょっとした感動を共有しあえることが喜び。魂の釣り合いが取れたもの同士が結ばれることが最上。それが愛しているということ。
●歳を重ねることについて
○美術館や映画に行ったりしても、ただ見るのではなく、経験を共有した人と意見や感想を言い合う、もしくは、ネットに感想を書いて人に読んでもらうという+ αの生産があると、体験がより豊かなものになる。
○やりたいことをとことんやるべし。今日限りの命のつもりで、永遠に生きるつもりで。だから、好きな人ができたら迷わず好意を告げる。これだと思うものは迷わず買う。旅に出たいと思ったら行けるところまで行く。やらなかった後悔が、やってしまった後悔より深い。
●自己実現について
○「これまで」が「これから」を決めるのではなく、「これから」が「これまで」を決める。
○「被害者意識」と「自分が原因」は全く違うもの。たとえどんなに過酷な条件でも、自分に与えられたカードで人生は勝負するしかない。
Posted by ブクログ
長く生きてきて分かった事を本を読むことで知識として自分に取り込めるのがやはり良い事だと感じさせてくれた本でした。
明日も生きていると思って行動するから、何の生産性もなくダラダラと生きてしまう。そういう自分をやめなくてはと感じました。
生きる事について深く感じさせられた、そんな本で、とっても良かったです。
Posted by ブクログ
今年1番の名著だった。テーマが読みやすく分けられておりどの言葉も心に刺さった。
粋については特に面白った。
日用品も上質にしておくことで感性や教養が養われる。
生粋の江戸っ子は粋で野暮天である。おしゃれも気が抜けていて粋である。着飾る方が野暮に見える。
さりげなさがカッコ良い。
これらのことから丁寧な暮らしの大切さを痛感した。
80年生きてこられた先人の意見は大変参考になり34歳で学べた事に感謝したい。
Posted by ブクログ
お守り本です。
どこもかしこも覚えておきたいことばかりで、ひとつひとつ噛み締めながら読んでいます。
文中の『自分に厳しく、人に優しく、もう一巡して自分にはもっと優しく』…、
大切だと思います、これ。
賛否の起こった『金を持ったに過ぎない子供』に関して…、
自分のことに・自分のためにだけではなく、人にも何かを与えられる。
無理のないギブアンドテイクが出来る…そういう付き合いのできる人が大人…ってことでしょうか。
「自分の稼いだ金を何に使おうが勝手だ」と、ムッとする人は、なぜムッとしてしまうのか心に聞いてみてほしい。
私は「どうせ誰も認めてくれないし、見てくれないから」みたいな虚しくいじけたような感じがある。
不満や不安や罪悪感や…そういうイヤ〜な気持ちを、「自分の勝手だろ!」を言い訳にして、見たくないから埋めている感覚。
怒りが湧くってことは、本当はわかってるけど見たくない、弱くて脆くて辛いところを突かれたってことでしょう。
わかっているのに繰り返すのは、自傷行為と変わらないと思う。痛感する。
本当にしたくてしてるの?って自分に聞いてみたら、たぶん、本当は違うんだよね。
本当にしたくてしているなら、ムッとしないと思う。
自分の弱さや痛みとうまく付き合えるようになっていくのが『成長』で、痛い目を見ながらも人間関係を築いていけることが『大人』なのかなと、最近思えてきた。
お世話になっている人からも同じようなアドバイスを頂いた。
「今は人からもらう方が多いよね?今度は人にあげることを意識してみたら?」と。
人付き合いでも仕事への考え方でも、本当に大きな指針だと思います。
自分も相手も優劣上下なく、気持ちの良い関係…ここへのトライアンドエラーが、人付き合いの楽しさかもしれないし。
ほんとに、何度も咀嚼して自分の中に入れたい。
Posted by ブクログ
小池一夫さんの「人生の結論」に「駅員やコンビニの店員や役所の窓口など、絶対に怒り返してこないと判断した相手にはどこまでも簡単に怒りをぶつける人」について書かれていて思ったのが、そんな人に対しては駅員さんも店員さんも役所の人も、怒鳴り返すのが普通の世界になれば、そんな人が減るかも
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小池さんは、以前からTwitterをフォローさせていただいていて、その言葉に色々なものを感じさせてもらいました。
本著作でも、暖かみのある言葉と、心に刺さる言葉と、多くのものを頂きました。
自虐の甘さに慣れてしまうと本当に終わってしまう。
これ、昔似たような言葉を読んだことがあり、気をつけてはいたんですけれど、分かっていなかったです。
他にも、「実際の自分の実力以上のことを自分の妄想で補っても、何一つ自分を成長させる事はできません。むしろ自分をおとしめていくことなのです。」
と言った、言葉など本当に芯をつく言葉が多く綴られています。
ちゃんと覚えておいて、日頃から気にしていこうと思います。
Posted by ブクログ
私自身が偏った生き方をしてきた人間なので、著者の年齢での境地で至った人生の訓戒はとても参考なる事が多かった。
また「その歳その歳で経験すべき事を経験しないと〜」というようなところがあったが、これは非常に心に響くものがあった。
Posted by ブクログ
厳しく聞こえる気もするけど、でも確かにそうだよなぁ…と思えることが書かれている。
その時の自分の状況で響く言葉が変わるのだと思うけど、今の自分には「今、自分がいるところが自分の実力。」が一番響いた。でも、自分を責めすぎることなく客観的に受け止めていきたいと思う。
Posted by ブクログ
一つ一つの話が短くまとまっていて、とても読みやすかった。
共感できたり、心に響いた話もあれば、自分にはあまり響かない話もあった。
本から学んで実践できるところから実践していきたい。
心に響いたのは以外の内容。
・相手の怒り方を見極める
・自分の生まれ持った性質通りに生きる
・自分の感情の都合で人を傷つけない
・誰のせいでもない
・「まあ、いいか」と上手にあきらめる
・機嫌よくいる
・ちょっとした感動を共有しあえることが喜び
・身近な人にこそ丁寧に
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概要
この本は、著者である小池和夫氏が、80年生きて実感して分かった「人生」について、「人間関係」や「働くこと」、「自分との付き合い方」「人を愛すること」等7章で構成されている。
「まずは自分自身を愛し、相容れない対象や攻撃的な対象から自分を守り、世のために自己実現させること。そのうえで、自分と同じように人を愛し、人に幸せを願うこと。」
氏が一番言いたいことは、こういうことではなかろうか。
自分に刺さった主な言葉は以下のとおりである。
「仕事の目的を達成する人の特徴は客観的であり、楽観的であることです。」
「いい結果を出すには、長い準備があるのが当たり前なのですが、今の時代は、何事にも、結果を急ぎ過ぎていると感じます。即座に結果が出せなければ無能使いされる社会の行く末は先細りです。」
「共通するのは、たとえ最初に与えられた仕事が自分にとって満足なものではなくても、経験をただの体験の積み重ねで終わらせず、質に変えてステップアップする重要性です。」
「スランプに陥ったときの対処法をあらかじめ持っておくことが大切なのです。」
「人に期待しすぎず。失望しすぎず。」
「食事の態度には、その人の生まれ育ち、性格が出ます。ある年配の女性が、セックスよりも、食事のマナーのほうがその人の本性が出ると言ったので大笑いしたことがあります。」
「許しは過去との決別。」
「何かを生産する生活のきっかけは、何かを好きになることです。好きだからこそ生産できるのですが、その中でも、人と関わる生産をすることはとても大事なことです。(中略)何でもいいのです。いままでの体験するだけで終わっていたことに、人が関わってくる生産をすることにより、心の働きが活発になるのです。」
「たとえ多くのものを失っても最後に自分に残るものを持つこと。それが自己実現のために最も大切なことなのです。」
「できないときに、全てやめてしまわないことが大事なのです。できないときはできないなりに、自分がコントロールできることに集中するのです。」
「問題が起こったら、悩みながらでもいいからまず考えよ。考え抜け。そして、考え抜いたことを行動に移すのです。」
氏は、文を読むに、偏った考えや価値観があり、「否定しない」ことの大切さを話しながらも、自分とは相容れない考えや対象について、否定に近い言葉を幾度も吐いている。そういった点は、良く捉えるのであれば人間的であるが、同じ本の中で、矛盾が生じているように思える。
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書いてある中には、老人の小言…と感じられるような所もあり、全てが首肯できるわけではないが、いくつかの言葉ははっとさせられるものがあった。
・相手の怒り方を見極める。
・スランプに陥った時は機械的に環境を変える。
・自分の評価を他人に任せない。
・人が老いるのは生産をやめた時。
等々。
人生の時々で振り返って確認したい言葉だった。
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■感想:
著者が82歳のときに書いたもの。
名言の宝庫。
10年に一度くらい読み返したいな。
その時その時で今の自分がどう思うか変わってそう。
■メモ:
・成熟した大人とは、自分が成熟していないにせものの大人であると自覚している大人のこと。
○人間関係について:
・自分の力でどうにかできる問題を他人に乞うべきではない。
・自己理解の限界が、世界の眼差しの限界。
・愛が深い人の視野はとても広く、他人の自由を尊重する。
・一流は競い、二流は群れる。
○働くことについて:
・仕事でお金を稼ぐということは、自由を手に入れること。
・運を引き寄せるのは、最終的には人柄。
○自分との付き合い方について:
・自分の価値は自分で決める、他人の価値観で生きない。
・自分を助けられるのは自分だけ。
・誰かが本音や悩みを告白しているときに正論だけは絶対に言ってはいけない。人が弱音を吐くときに欲しているのは共感。
○粋について:
・選択肢の中から何かを選ぶことは生活を選ぶこと。生活を選ぶことは人生を選ぶこと。
・大人が大人になるには、自分の世代をきちんと経験しておかなければならない。
・人の成長に伴い、お金の使い方も成長する。
・上質なものを日常に取り入れる。
・人の欠点をあげつらう減点法の人より人の美点を見つけられる加点法の人のほうが人生は豊か。
・大人と子どもの間に立ちはだかるのは壁ではなく、階段。
・「子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの」
○人を愛することについて:
・身近な人にこそ丁寧に。
○年を重ねることについて:
・格好いい老人は若い頃から格好いい。どういう老人になるかは、若いときから始まっている。
・生きていく強い意志を持続させるのは、何かに対する情熱。
Posted by ブクログ
・自他ともに感情に振り回されない
・その時々の感情都合で態度を変える人が大勢いて、それによって自分が振り回される必要はない
・お金を稼ぐことを努力しない人はみっともない
・自分を助けるのは自分自身の意思
・リラックスして生きる
・人生の悩みの自分でコントロールできるのは50%残りの50はコントロールできない
この本をよんで悩んでいたことが少しスッキリした。結局は今は今しかないし、悩んでるよりも笑ってリラックスしていた方がいいという結論になった。
また悩んだら読みたい1冊。
Posted by ブクログ
結婚し、子育てが始まり、夫が病を患い、義実家との関係性に悩み。
ここ数年、これまでとは違う悩み、葛藤に直面することが重なり、自身の思考や癖、余計な考え方を整理整頓し、変化していきたいと思う日々が続いていた。
こちらの本は、タイトルからも分かる通り、小池一夫さんの人生を通して学んだ様々な教訓が記されている。
著名な先人の歩んだ道、悩んだ上で導き出した結論をこうして教えていただけるだなんて、ありがたい。
狭くなっていた視野が広げられ、なんだか肩の力を抜いてもらえた1冊でした。
Posted by ブクログ
「成熟した大人になるために」というのがキーワードになっていて、80年以上生きている著者がその経験から人生訓を語っているというような本。
印象に残ったのは以下の3点。
① 持って生まれた性格、性質は変わらないのだからあらがっても苦しいだけ。あらがうのではなく対処する。
② 自分の限界をあえて作る
③ 判断に迷ったら人として美しい方を選べ
特に①が良いですね。あらがうのではなく対処する。似たような言葉は良くありますがその中でも自分としてはしっくりする言葉だなと感じた。
著者に関して、この歳にしてアグレッシブな活動をされているようなので、やはり柔軟な発想を持っているなと感じつつ、やや偏見が強いというか我が強いかなという印象で、個人としてはあまり響く本ではなかった。
Posted by ブクログ
学べる点がたくさんあった。
心に残ったのは、
・人と人との関係は、距離が近すぎて壊れる。
・若い人も老いた人も、「生産」をやめると老いる。
・自分を軸にして、自分のよりどころをもつ。(著者にとっては「書く」こと)
・「これから」が「これまで」を決める。これからどう生きるかによって、過去の解釈を変えることができる。
・自分がこの世から一瞬でいなかったことにできるスイッチがあれば、押しますか?
・人生の二毛作、三毛作。夢が破れたらすぐ次に行こう。
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エッセイ集。
人間関係について
働くことについて
自分との付き合い方について
粋について
人を愛することについて
歳を重ねることについて
自己実現について
それぞれのテーマで2〜4ページ割かれている。
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なかなかクセが強い。好きな人は好きだろうし、嫌いな人は反感買うだろうなというのは本を読んでもわかる。それはTwitterじゃあアニメ、漫画、ゲームあたりが好きな人たちからしたらイラッとするのでしょうね。
世の中色んな人がいるなぁ、で大体は片付けられると、良い事書いているのにな。
子供、と大人、を子供っぽい趣味が好きだからかどうかで判断するあたりは私としてもイマイチかかなぁ。