あらすじ
『GANTZ』奥浩哉が描く圧倒的最新作!
人生に巨大な奇跡は起こるだろうか。僕たちはそれに気づくだろうか。
映画監督志望の高校生・零がある日、町で目にしたのは、大ファンである「女優」パピコを中傷する張り紙だった。深夜、家を飛び出し張り紙をはがしてまわる零に声をかけたひとりの女性。それは―――。
まだ誰も目にしたことのない、全く新しいボーイ・ミーツ・ガールが幕を開ける!!
圧倒的なスケールのAV女優と男子高校生の恋愛&超SF!
AV女優ファンの男子高校生が家の近所で、ご本人とまさかの対面。
男子高校生のピュアさ満点な二人の掛け合いから始まる恋愛物語だが、恋愛メインでほっこりしていられないのが奥浩哉先生の描く世界。
突然、巨大化できるようになってしまうAV女優。謎のwebサイトと頻発する奇怪な現象。そして、ピュアな男子高校生。
ド級のSF世界はスピード感たっぷりで第1巻から没入感が半端ない。
『GANTZ』『いぬやしき』の奥先生が描く、新たな物語は映画の先を行く超SF。
この作品をうまく表現できる言葉を持ち合わせていない自分が恥ずかしいが、この圧倒的なスケールを是非に体験してもらいたい。
感情タグBEST3
めちゃめちゃ感動のラストだった
最終巻まで読みました……めちゃめちゃ感動のラストでした。
お色気表現が多いので特に女性にはとっつきにくいかもしれない奥浩哉先生ですが、基本的に一途な愛のお話を描かれる方です。読者を悲劇で泣かせるのは簡単ですが、大団円でボロ泣きさせられるのは本物だと思う。
稀代のストーリーテーラーであり稀代の表現者であると思います。(そしてフェチに忠実…笑)
読み終わった余韻のままに書いてますのでテンション気持ち悪かったらごめんなさい。SF好き女子はGIGANTもGANTZもいぬやしきもハマると思いますが、この話は特に愛を強く語ってたと思います。
GANTZの作者先生、映画好きなんだというのは twitter見ててもずっと思ってきたけど主人公映画監督目指してる設定入れてきたり 自分の過去作をメタで入れてきたり遊んでるんだろうな(笑)
でもまだ1巻だけでは面白いか正直よく分からない世界観
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日常から非日常へ
今作も奥先生の日常から非日常へジワジワと変わる過程が独特で目が離せないです。
SNSや風景など実際の物が使用されていてリアル感があります。
Posted by ブクログ
GIANTESS 巨大美女モノを実力者が手掛ければ、面白くなるに決まっている。
奥浩哉は、背景の街並みをCG導入で念入りに描いてくれるから、ますます期待が高まる。
ヒロインが微妙に大きくなった辺りの演出が絶妙。
巨人の前任者や超常現象発生の理由づけは如何にも奥イズム。
日本のマンガ表現者ならではの苦しみ。「リアルな絵を目指しつつ、ヒロインは可愛く描きたい」。この二律背反に挑んで善戦しているのが奥浩哉。久遠浩哉(くおんひろや)名義のデビュー時点では、写真のようにリアルな女性を描いていた。
ツッコミどころは多いがおもしろ
こんなの絶対あり得ないというようなぶっ飛んだ設定が多いですが、それはマンガなのでそこを否定するつもりはありません。ですが、関東のみで超常現象により多数の死者が出ているのに、地方に逃げる人がいないのは不自然に感じました。他にも気になるところはありますが、それを含めても面白かったです。
Posted by ブクログ
正直何がしたいのかよく分からない。所々にあるシュールなギャグ?も狙ってなのかマジなのかが分からない。でもこれにつっこむのはナンセンスである。これはもうGANTZの頃からだからだ。「うーん、奥ワールドだなぁ」と思いながら今日もパピコの裸を見ている。
これからの展開が楽しみです。
ヒロインがちょいエロだったり、非モテ・ヘタレ・最低男などのキャラもわかりやすく、でもストーリーが進むうちに新たな個性が見えてきて作品の世界観が膨らんで行くのを感じます。
Posted by ブクログ
「少年の心を持った男性におすすめ」というレビューがあったが、女性が読んでも十分面白くパピコと零には好感が持てる。
実際生物学上は女の私でもすっかり夢中にさせられた。
零は映画監督をめざす映画マニアの高校生、パピコは毒家族とDV彼氏に悩まされるAV女優。癒しは犬だけ。
もしEETの一件がなければあまりの環境の違いと年の差その他もろもろの事情で自然消滅していたかもしれないが、ある種の吊り橋効果というべきか、パピコこと本名ちほに対する零の一途な愛と誠意、そんな零をこの世界の良心の代弁者の如く慈しみ守らんとするパピコ、相思相愛の恋人同士の姿にじんとくるやらきゅんとくる。
パピコを巡る環境は複雑で、特にいい男三人+まだ働ける年齢の中年女性の分際で娘一人に食わしてもらっといて「いやらしい仕事」呼ばわりする家族にはイラッときたが、そんなパピコを「こんな立派な人と付き合ってることを喜ぶべきだ」と擁護する、零の純粋さに救われる。人が死ぬネタに憤りを示す良識も好ましい。
一方で感情が高ぶってファミレスで号泣してしまうなど、パピコ絡みになると簡単に理性をなくす等身大の幼稚さや思春期のままならさが痛々しくもあり共感できる。
クリーチャーが大挙して虐殺をくり広げる展開はド派手だが、追い詰められれば追い詰められるほど零とパピコの絆が強まり、二人の幸せを願いたくなる。
SNSの反響もリアルなのだが、それにしてもこの人が書くネット民の民度は低い……。
Posted by ブクログ
結の部分がかなり駆け足であっさり終わってしまった。最後のバトルシーンが長くてだれてきたのと、AI周りの問答がやりたいことだったけど、人気低迷してきたのかなあと思ったりした。次回作も楽しみ。