【感想・ネタバレ】花咲舞が黙ってないのレビュー

あらすじ

\2024年4月13日(土)~ 今田美桜さん主演でドラマスタート!!/
2024年7月末まで、ドラマ化記特別カバーで配信中。

その日、東京第一銀行に激震が走った。頭取から発表されたライバル行との合併。生き残りを懸けた交渉が進む中、臨店指導グループの跳ねっ返り・花咲舞は、ひょんなことから「組織の秘密」というパンドラの箱を開けてしまう。隠蔽工作、行内政治、妖怪重役……このままでは我が行はダメになる! 花咲舞の正義が自行の闇に切り込む痛快連作短篇。

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4.4
Rated 4.4 stars out of 5
Rated 5 stars out of 5
Rated 4 stars out of 5
Rated 3 stars out of 5
Rated 2 stars out of 5
Rated 1 stars out of 5
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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ドラマは現在第7話まで放映されているが、ここまではほぼ原作に忠実な形で再現されている。(飲み屋で個人情報を大声で話すシーンが何話かにあるが、あれはありえないと思うが)

企業の論理は、世の中の当たり前とは異なる…多かれ少なかれ『事なかれ主義』で臭いものに蓋をすることに慣れてしまった我々?に、『お言葉を返すようですが!』と正論を説く花咲舞は痛快であり、溜飲を下げる。(このシーンはドラマでも目頭を熱くすることもある…)

ライバル銀行との合併に伴い、なんとあの『半沢直樹』もゲスト出演。(演じるのは『劇団ひとり』なのでコントに見えてしまう)

企業の合併にあたっては、人事制度や給与体系、システムなどのルールをどうするか、それぞれのマウント取りや社内政治での暗躍等々、醜い争い、丁々発止とやりあうのは僕にも経験あるが、それによる浮き沈みなどサラリーマンは犠牲が伴うもの。ドラマはどこまでリアルに描くのか、ちょっと注目したい。

小説では相馬と花咲の臨店指導グループが目障りとなった役員が相馬を左遷させ、花咲舞1人になってしまうが、ドラマでは番組HPを見る限り、違った展開になっていくようだ。原作とドラマ脚本が異なることで、日テレは問題となったこともあったが、あまりにもご都合よくまとめて終わらせることがなければいいなあ。

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2025年02月28日

Posted by ブクログ

「不祥事」の続編。前作同様痛快なストーリー。七つの話から成る。第七話の「小さき者の戦い」は長く読み応えがある。あの「半沢直樹」が登場してくるのもおもしろい。個人的には第五話の「神保町奇譚」がよかった。

心に残った言葉
・「世間に知られなければそれでいいなんてこと、ありませんよ」
「たとえその時傷つくとしても、過ちは過ちであり、ただしていくべきなんじゃないでしょうか。もし違うというのなら、この銀行という組織そのものが間違っていると思います」

・「相手がどれだけ偉いとか、そんなこと関係ありませんよ」

・「あなたの人生はあなたが決めればいい。だけどそれは、生きるためなら何をしてもいいという理由にはなりません。あなたは、自分のしたことについて、ただ自分勝手に正当化しているに過ぎない。あなたからすれば、裏切ったのは組織かも知れない。だけと、組織なんて、会社なんて、所詮そんなものなんじゃないですか。会社がなんとかしてくれるだなんて、そんなのは幻想です。勘違いした銀行員の、ただの甘えに過ぎません。いいかげん、目を覚ましてください!」

・「あなたの頭の中は、お客様を大事にしようと思う気持ちなんて、欠片もないじゃないですか。お客様の夢や希望なんかどうでもよく、顧客を騙して儲けていると知りながら、そんな会社への融資で自らの実績を作ることしか考えない。与信判断が正しいかどうかという以前に、あなたは支店長ーいえ、銀行員として失格です」

・「あなたは何のために仕事をしてるんですか」「簡単じゃないからあきらめるんですか。あなたはそれに見て見ぬふりをするんですか。本当にそれでいいんですか。そんなんだから、この銀行は良くならないんですよ」

・どこに行ってもそれなりにやっていくのは大変なことだ。
 日々苦労し、周りの人間関係に腐心しながら、何とかバランスを取って戦っているのが銀行員であり、ひいてはサラリーマンというものではないのか。

・この組織のどこへ行っても、私は自分らしくあればいい。そのことを舞は、繰り返し思うのであった。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

銀行融資の行き先
銀行の合併問題は、あらゆる事項部署融資案件など吟味され合併の同意書が作成される。そんな中で銀行内部で問題案件「不祥事」を揉み消そうと役員関係者が動き始める。不当融資、「エリア51」など一部の役員しか知らない「闇融資」などが露出することになる。縦社会に生きるサラリーマンの宿命は上司には決して逆らえないと言うジレンマがある。勇気と正義を持って行動するには「首」以上に人生を賭けての勝負となる。

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2023年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池井戸潤らしい勧善懲悪の結末。
繋がりのある短篇で、読みやすいし、面白い。
半沢直樹も登場して、半沢直樹シリーズを読んだ人には感慨深いものがある。

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2023年02月22日

Posted by ブクログ

なんだろう。半沢直樹が出てきた時の安心感。正義が絶対勝つと言わんばかりのヒーローのようだった。
花咲舞と相馬コンビも良いね
半沢直樹を読み返さなくてはなりました(n回目)

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2022年06月22日

Posted by ブクログ

狂咲こと花咲舞が活躍する銀行活劇って所ですかね。相方の上司の相馬さんも控えめで好きですが。

あとは、劇中にあの半沢直樹が何回か出てくる場面がありテンション上がりますね、知っている人は特に。

シリーズとして読みたいです。

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2022年06月14日

Posted by ブクログ

半沢直樹と繋がりがある。産業中央銀行と第一銀行が合併する前の話で、花咲舞がスカッといろいろ解決してくれる様はまさに半沢直樹と似たものを感じる。

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2022年04月25日
星のみの評価 23件