あらすじ
鉄斎が大店に婿入り!? おけら長屋の面々がお白洲に!? 思いっきり笑えて、気持ちよく泣ける、人情時代小説の決定版! 江戸は本所の「おけら長屋」には、ひと癖もふた癖もある店子が揃って騒動の連続だ。廻船問屋を切り盛りする若く美しい女将に気に入られ、鉄斎が婿入りするという噂が流れるが……「はんぶん」。久蔵とお梅の子、亀吉が、寒天長屋の子供に怪我をさせたという。目撃者がおらず、それぞれの長屋の住人を巻き込んだ争いに発展し、ついにはお白洲に呼び出され……「みなのこ」など、笑いと感動の四編を収録。文庫書き下ろし。
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Posted by ブクログ
万造とお満、松吉とお栄は早晩一緒になることでしょうw。著者は、鉄斎とお染についてはどうされるのか(^-^) 畠山健二「本所おけら長屋(十七)」、2021.10発行。かえだま、はんぶん、げんぺい、みなのこの4話。ネタ作り、かなり苦労の跡がみられますが、今回もしっかり泣き笑いを! 今回はおけら長屋の団結と心意気がいつも以上に。そして、女性陣が大活躍でした。
畠山健二「本所おけら長屋(十七)」、2021.10発行、再読。替え玉、半分、源平、皆の子 の4話。鉄斎が戸田屋の後家お多江に袖にされたと勘違いしたお染の怒りがおさまらず、お多江に直談判に行った「半分」。噂や話は「話半分」に。「皆の子」は、泣き笑いの集大成。