あらすじ
シロが逃がした鹿を追いかけて、山中を駆け回る芽衣。そこで、大量の釣り針に埋もれた神様、山幸彦と出会う。山幸彦は芽衣の鹿探しを手伝ってくれ、あっという間に捕まえる。そのまま芽衣と鹿を抱えて草の縁まで運んでくれたが、芽衣は山幸彦から「紙のように軽い」と言われる。その後、やおよろずに戻った芽衣だが、天と出会った頃のことをどうしても思い出せずに…。芽衣にいったい何が!? 大人気シリーズ第5弾!
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Posted by ブクログ
蝶々の導きという副題で想像がついてしまうが、ミステリーではないので、これでいいのだ。
前作以上に芽衣の身の変化が顕著になる。ヒトの時の記憶と身体が消えかける。天や燦、因幡やシロと過ごした日々や神々との思い出は鮮明に覚えている。
芽衣はヒトの世に戻るのか?天はどうするのか?が今作のメインテーマである。
プロローグで天が忘れることができないヒト、葉月のことが描かれている。これが大きな布石となっている。芽衣の前に天はヒトとの悲しい別れを経験している。天は芽衣をヒトの世に誘う。最後の鳥居の前で芽衣が気づいてしまったが・・・同じ道を辿って。
ヒトと神の世界の門番、麻多智はヒトが神の世界にいることを例外なく認めない。
1年もの間、黄泉の世にいてヒトの世に戻り芽衣は同じような旅館で働く。しかし黄泉の国の事は全て忘れている。蝶々の箸置きが導いてくれる。黄泉の国で神々との関係を築いたことが大きな財産になった。
黄泉の国に戻ってもすぐにヒトの世に戻らないといけないが、どうすれば良いのか模索が始まる。
今作はこれまで以上にドキドキハラハラする場面が多かった。シリーズも半ばになるが、この先も気になってきた。
えっ!?
一度、消えかかって、人の世界へ、戻されたのに、また、帰って来て、黄泉比良坂を上り、大神実命に、桃の実を貰って….….という大変な思いをして、やっと、消えかかった身体が、元通りになったというのに….….またまた、不穏な影が….….!?もう、ハラハラドキドキが、止まらない。
Posted by ブクログ
新展開!かと思いきや、一冊で新展開完結。
むしろ、これにて、第一章終了。
天と芽衣の距離に変化が⁉️
知ってる神様や場所が出てきてウハウハ!
ノラガミの夜朴って、蛇神だったのか…