【感想・ネタバレ】Artiste(アルティスト) 1巻のレビュー

主人公のジルベールは、パリにある有名シェフのレストランで働く気弱で引っ込み思案なプロンジュール。プロンジュールの仕事は皿洗いと雑用。来る日も来る日も厨房で皿を洗っている。前のレストランからここを紹介されて移ってきたときは料理人だったが、トラブルで降格されたからだ。ある日、そんなジルベールの下に雑用係としてやってきたマルコとの出会いが、ジルベールの人生を大きく変えていく…のですが、とにかく読んでください! 料理マンガとしてもお仕事マンガとしても、とにかくおもしろいんです。登場人物はみんな一癖も二癖もあって、でも全員にちゃんとストーリーがあって魅力的で、そして何よりジルベールがいい人で、読んだ後にあたたかい気持ちになって、また読み返したくなって、そして続きが待ち遠しくなります。
でも、この本を読んでいるとフランスの料理が食べたくなります。気を付けてください。

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出、出〜!
無自覚凄奴〜!!!
卑屈な主人公だけど、周囲に優しくて温かい人がいてよかった。
主人公がこれからどのような成長をしていくのか楽しみです。
2巻書いましたー

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2022年09月28日

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素敵

とてもオススメの本です。
主人公が一巻でまずはスタートラインに立ちました。
これからどんな成長をみせてくれるのか、楽しみです!

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2020年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思いがけない出会いが、こんなにも素晴らしい経験をくれるとは……と個人的に超超感動してしまった最高の漫画。
たまたま、久々に漫画読みたいな、でも買いに行くのめんどいな、あれキン○ルって無料で読めるのあるんだ、あ、これおもしろそうだな、一巻読んでみるか、これが運命の出会いでした……本当にありがとうアンリミテッドキン○ルワークス。感謝感激雨嵐だわ。

思いがけない運命の出会いと言えば、この漫画の主人公ジルベールと新人皿洗いのマルコ、この二人の出会いも運命的なものだ。二人の出会いをきっかけに、皿洗いにまで降格されてしまったジルベールがメグレーシェフの引き抜きにあい、新しい世界へと羽ばたいていく。
ジルベールは気が弱くてコミュニケーションが苦手、だけど動物並の嗅覚と味覚がある、いわゆる天才肌の料理人。一方マルコは定職に就かないフリーター。正反対の二人が友人になって、お互いを刺激していくの、こう、最高に心が躍る……

個人的に、自分はジルベールタイプ(性格だけ)の人間なので、マルコの率直で迷わない物言いにはグッときたなぁ……特に制服だけ返せば文句言われない、とか笑そうやって、無理だと思っていることも案外簡単なんだよと教えてくれると、あれ、なんでこんなに悩んでたんだっけ?ってびっくりするくらい心が軽くなる。
自分の人生って他人の欲望に縛られていいんだろうか。○○さんがこう言うから、それをすると××さんが嫌がるから、皆が喜んでくれるなら私が我慢すれば……そうやって、他人の意見ばかり気にして雁字搦めになる人って、社会の中で割といると思う。相手を慮るあまり、自分が疎かになって心が干からびて、どうしようもない時間が過ぎて大切なチャンスを逃す。そういうの、めちゃくちゃもったいなくてとてつもなく悲しい。
誰のために生きている?何のために仕事をしている?
この仕事を始めたのはなぜだ。その答えに気づかぬふりをしていたジルベールが、マルコやヤシンたちが見つけてくれたチャンスを手にしたいと、「料理が好きだ」と言えたのはすごく輝かしく尊いことだなぁと感動したし勇気をくれる。
マルコからどこにでも行けると言われて、ジルベールはどう思ったのかな。私もマルコの方が自由に思ってたけど、確かに二人とも、どこにでも行けて何にでもなれるのかもしれない。

これからの新たな出会いとアーティストたちの化学反応がすごい楽しみ。人の心がぶつかって寄り添って発展していく、次の巻も早く読みたい!と思える素敵な漫画でした。


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2019年10月12日

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人間的

どのキャラクターもエピソードも人間らしくて好きだ。馴染みのないコックの世界を垣間見られる貴重な漫画本。主人公がどんなシェフとしてやっていくのか、大丈夫なのか、楽しみだ。

#癒やされる #シュール #カッコいい

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2022年09月28日

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理不尽な厳しさから

主人公のマルコはその日フレンチレストランのキッチンでの雑用係として初勤務を迎えていたが職場はまるで夜戦病院のようないそがしさで怒号が飛び交うため彼のあいさつを聞く者は誰もいなかった。
彼の世話係はジルベールという人に任されるらしい。
そのジルベールは雑用係《プロンジュール》として皿洗いなどをいろいろやっているが一目見ただけで気弱とわかる青年であった。
彼と一緒にひたすら皿洗いをするマルコだったがキッチンにカルマンシェフが入ってきたことによって場がよりピリピリするのを感じるのだった。
そこでジルベールからカルマンは店が有名になった事でテレビなどの取材を受ける機会が増えたり自分の店をいくつも持っていたりする事で店にいることがあまり多くないということを聞かされた。
そして同僚からジルベールはかつてはシェフとして入ったもののカルマンに目をつけられて雑用係に身分を落とされたことを知るのだった。
そこで新しい店のオープニングスタッフを探している有名なシェフにジルベールを紹介するのだった。

何かを一から作り上げる世界は厳しいがその厳しいが過ぎる場合もあるだけに彼らの今後が気になる。

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2022年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

料理人ってこんな癖強い人しかいないの…⁇と思った
突出した能力を持った優秀だけどネガティブな主人公という設定はよくある
ただ、周りの人の圧が強すぎて、割と普通の人に見えてくるから不思議
人の性格以外は割と現実世界に寄せてきていて、バランスが取れているように感じた
途中からマルコどこ行ったん⁇という感

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2019年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自ら作らない人間は、言葉に質量がない。
この言葉は真理だと思う。

モーリスがとても好きなキャラクターだった。
動物園に行って、肉の話しかしないお父さん、
水族館に行って、美味しそうと言う日本人よりもひどいかもしれない。(笑)

マルコが自由な人間だが観察眼も鋭いのが面白い。
2人ともどこへでも行けると言うセリフが気持ちよかった。

メグレーさんは、常識的とは言い難いが、お金で何とかなるとか、こっちの方が忙しいんだから、こっちに合わせろとか
悪気もなく、振り切ったキャラでどこか小気味良い。

ソースのレシピをきちんと教えず、味で覚えさせるのが裏目に出てちょっと笑ってしまった。
一般のお客さんには同じソースの味に思える程度の違いなのかもしれないが。
天才は同じレベルの人間が近くにいないと理解されず、孤独になりがちだなと思う。

出て行くときに、自分だと思って欲しいと言って、何かを置いていくような住まいってなんだか素敵だ。
アーティストに安く部屋を貸す大家さんというのも良い。
絵も描けないし、楽器も弾けないと言われて
「芸術はそんなに狭いものなの?」と言う返しが格好良かった。
友達を呼びたい、という言葉も想像した風景も心が温かくなる。

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2024年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もっと料理の天才が無双するエンタメを期待していたが、真面目なお仕事漫画でした。これはこれで面白かったです。

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2019年05月18日

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