【感想・ネタバレ】ぼくたちのリメイク 12 「おかえりなさい」【電子特典付き】のレビュー

あらすじ

あの「やり直し」の始まりから十年が経ち、再び辿り着いた“十年後の未来”。僕、橋場恭也は一度は離れた創作の世界に戻ってきた。厳しい現実に直面して、別の生き方も知って。それでも、出会ってきた大切な作品と仲間たちがいたから、離れることなんてできなかったんだ。むかえた茉平社長へのゲーム企画のプレゼン。過去最大の壁に対して、再結集したチームきたやま渾身の企画を必ず通してみせる。しかしプレゼン当日、会場に僕の姿は無くて……!? 運命の「リメイク」企画の行方は。そしてその先で待つ、まだ見ぬぼくたちの未来は──! 今何かを頑張っているあなたと駆け抜けてきた青春作り直しストーリー、最終巻!【電子限定!書き下ろし特典つき】

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制作進行という仕事について、皆さんは知っていますか?
キャラクターデザインやシナリオといったいわゆる花形とは違う、人と人との関わり合いを含む多くの能力が求められる仕事、だけどいなければ仕事が進まない、絶対に必要なクリエイティブの職業。それが制作進行です。
「ぼくたちのリメイク」という作品は、その制作進行を担うことになる主人公がいます。
主人公、橋場恭也はゲーム会社勤務でしたが、その会社が大変なことになり、実家に帰ります。しかし、あるとき目が覚めると時代は10年前。大学に入る前に戻っていました。
大学では、なんと元いた時代に素晴らしい活躍を残していたクリエイターたちが同級生として眼の前に現れます…!
素晴らしいクリエイターになるはずの同級生を試行錯誤しながら導いていく主人公。調整に調整を重ね苦しみながらも進めていく姿には、読んでいる皆さんにも伝わるものがきっとあります。ぜひ読んで共感してください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

茉平さんとの最終決戦。恭也がプレゼンに遅れているのは何か理由があるんだと思っていたが、貫之父への出資の相談、茉平さんが変わってしまった大きなきっかけとなる過去の話を父の忠広へ聞きに行っていたなど、かなりの行動力。
でもそこまで根回しをしないと、どんなアイデアを持って行っても、茉平さんは首を縦には振ってくれなかった。

恭也は最終的にはエンタメの世界に戻り、シノアキと結ばれてハッピーエンド。スピンオフでは河瀬川ルートだから、ナナコが報われるルートも見たかった。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

 完結巻なので基本構造は割愛。
 のβ版などの試みも新しかったシリーズが完結。
 序盤こそ、ピンチがあって機転があって面白く読めたけれど、だんだんピンチも減り機転も目新しく感じなくなっていった印象。
 キャラが立って、先回りしてピンチを潰して言ってしまった結果なのかも知れないが。
 総ての謎が回収されたらしいが個人的には、このタイムリープの意味からよく解らなかった。
 もっと各々暴走してぶっ飛んだピンチを纏め上げる話になって欲しかった。
 全部整理して、この作品そのものがリメイクされたら凄そうではある…。

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2023年06月25日

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