あらすじ
「最後のひとかけらまで、紫の鱗を探し出せ」竜が集まる辺境伯領の領主ヒューバードと結婚したばかりの侍女メリッサ。彼女は、ヒューバードとともに、とある準備に張り切っていた。それは青の王竜の1歳の誕生日! 当日は、王竜もメリッサからの贈り物を喜び、竜達と過ごす辺境は平穏そのもの。ところがその日の深夜、突如辺境伯家に舞い降りた王竜に異変が起こり――。王竜が竜達のために願うことがあるのなら、ヒューバード様とともに全力で叶えてみせます! 堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジー第6弾!! ※電子版はショートストーリー『ゆりかごの場所』付。
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青が動かなくなるなんて。。。と心配する場面もありましたが青はやはり王なのだなと思いました。
呪いについても詳しく書かれていてわかりやすかったです。
王としての青
何日も動かず様子のおかしい青。
密猟団に奪われていた青の親竜の鱗が加工され他国で宝石として出回っていた。
呪いの鱗は小さく切り刻まれることで呪いが増幅しており、白より下位の竜を狂わせてしまうため竜騎士隊も軽々しく動けない。
青はみんなを守るため鱗の気配を追い単独で動き出す。
ヒューバート、メリッサも散り散りになった鱗の捜索と回収に乗り出す。
自分の怒りよりも王として動いていた青も親竜の鱗との体面では涙が。
竜に関する国家間の取り決めについて堂々と他国の王と渡り合うヒューバートが頼もしかった。
文章にまどろっこしさを感じるのでもう少しすっきり読みやすいと良いなと思いました。