あらすじ
異界「千国」に迷い込んだ千歳。薬師・零の弟子として働いていたが、ある日、王宮から「第三王子・透李に嫁ぐ西国の王女を世話せよ」と命ぜられる。透李に恋する千歳は、素直に応援できない自分を責め、叶わぬ恋だと諦めて薬の勉強に励む。再び王宮から呼ばれた千歳は、流行している危険な“惚れ薬”を調べるように言われ、原料を突き止めるが……。
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Posted by ブクログ
前途多難な2人だけど、お互いの気持ちを確認できてよかった。恋心とは誰にも制御できないもの、傷付く、傷つける事か分かっていても暴走してしまうものなんだなぁ。恋は愛とは違って自分勝手だもんね。
Posted by ブクログ
ずっと当たり前の様に側にいてくれた透李。だが、第三王子である透李に婚姻の話が持ち上がり、その相手の王女の世話をする事になった千歳。そこで初めて自分の恋心に気付くが、王子と庶民とでは釣り合わないとそれを封印する…
透李にとっても千歳は、今まで仮面を被っていたのを取っ払って自然な姿で接する事ができたかけがえのない人。お互い惹かれあっているのに政略結婚をしなくてはならない立場が辛い。
相手の西国のジゼル王女も聡明で、結婚相手として相応しく、憎めないのも微妙な気分でした。
それでも、透李と千歳はそれを乗り越えて婚約者になれてホッとしました。
Posted by ブクログ
「鳥居の向こう」シリーズの第三弾。
千国に来て以来、近からず遠からず千歳と交流してきた
トーリこと透利王子が異国の王女を妃にすることに。
次期国王の青火王子はその王女のお茶係を依頼する。
自分の気持ちに気が付いた千歳は、
それでもお茶係を務め、
二人の仲が良くなり、一時的に視力を失う。
ハッピーエンドとは信じていたが、はらはらした。
バミューダ・トライアングルで行方不明になった船が、
こっちの海に落ちてくるとはちょっと驚き。
Posted by ブクログ
異世界生活を書いた1巻
主人公の心の傷、家族の問題を解決した2巻
でこの3巻のテーマは恋愛です。
なんか怒涛の展開過ぎてあれよあれよ。
続巻が出ていることを知っているけど、これが最終巻なのでは?というほどの完結感有り。
正直、これは1冊に納めて良い内容ではないです。3冊くらいに引っ張っても丁寧に書いて欲しかった。
恋情の自覚に至る心のうちとか、
政治的状況や身分差からの諦めと別離、
敵わない婚約者の登場と心を殺して彼女に仕えなければならない現実、
目が見えなくなるほどの精神的負担、
大事件にあたり薬師として遂げる成長、
身を呈して守った死に際の告白、
守られた側の心情は?
死の淵から生還したら国民の英雄となってたんでしょ?がらりと変わったであろう生活は?
覆った青火王子の評価もなんか浅いし、
トーリ君に会わないよう逃げ回っていたとかさ、恋の進展に大事なところをほんの一文ですまさないでよ。
そんであっさりくっついちゃうの?
もっとちゃんと、言葉を尽くして書いてほしかった。あっちもこっちも読み足りないよー
話は良いんだけどご不満です。
西の国の王女様が
異世界に主人公がやって来て一年がたち第三王子の元に西の国から婚約者の王女様がやって来る
って定番のゲスト美人キャラが主人公たちの関係を引っ掻き回すがどうなるんだ!!( ; ロ)゚ ゚
みたいな展開です