あらすじ
失ったものは二度と、取り戻せない――。米国政府からシャーロックに届いた“依頼”――それは法から外れた“ならず者”たちと結託し、残忍な手口で弱者の土地を奪う、地上げ屋を排除せよというものだった。その任務への同行を強く希望するビリー。その陰には故郷と親友にまつわる、ビリーの悲しい過去があった…。一方、犯した罪の重さから“何が最善の罪滅ぼしか”を探すウィリアムは、ニューヨークの街で一人の少女と出会い…!?
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『シャーロック・ホームズ』シリーズの名ヴィラン、モリアーティ教授が装いを新たに登場!
皆さんは、ホームズシリーズについて何処までご存知でしょうか。では、モリアーティ教授は?
「悪のカリスマ」「犯罪界のナポレオン」との呼び声高いモリアーティ教授。悪役は、正義に倒される役柄ではありながらも、一定の人気を集めるもの。
この物語は、そんな「モリアーティ教授」を大胆にリメイク。犯罪紳士としての彼の姿を鮮やかに描き出します。更に、彼には「もう一つの正義」としての側面も持ち合わせており、英国社会の闇を炙り出します。
悪役に惹かれる人も、ホームズファンという方にも楽しめるこの作品、是非お手に取ってください!
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Posted by ブクログ
ホームズシリーズを全く履修していないので、なんでアメリカ??ここから完全フィクション?って思ってたんだけど、アメリカの話聖典にあったのか!
そこと絡めるために、ビリー・ザ・キッドとピンカートン探偵社を出す……さすがとしか言いようのない構成。
MI6と絡めて、アイリーンがボンドになる流れも素晴らしかったけどこれも巧い。
そして、ウィリアムを迷いから目覚めさせたのは友情だった、と。
最新刊がもうすぐ出るから続きが気になる!
Posted by ブクログ
シャーロックに届いた米国政府からの依頼。
その任務に同行を強く希望するビリー。
親友のために強い決意があるビリーがカッコいい。
一方、ウィリアムも"何が最善の罪滅ぼしか"を考えるためにニューヨークの街に行く。
そこで一人の少女と出会う。名前がヘレナ。
もしかして小説版第3弾で登場したヘレナかな??
名前が一緒で驚きました。
同じ人物なのかな??それとも違う人物??
どうなのかな。
そして答えを見つけたっぽいウィリアムが動く。
次巻、恐怖の谷篇クライマックス。
巻末にあるウィリアムたちのミニキャラ可愛すぎる。
ビリーの昔話は心が痛かった。
ウィリアムがゆっくりゆっくり進み出している様子。
火がつくといろいろ早そうだから次巻が待ち遠しい。