あらすじ
織田信長軍団の一員となり、木下籐吉郎秀吉に仕えることになった仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)=センゴク。織田家中で行われる「赤黒母衣衆(あかくろほろしゅう)選抜試合戦」で名を挙げれば、愛(いと)しいお蝶に会える!と張り切るが、木下隊の相手は織田家最強の柴田勝家軍。籐吉郎とセンゴクは稀代の軍師・竹中半兵衛重治を味方につけるが、果たして勝敗の行方は――!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国青春物語第二巻。試し合戦での柴田勝家との手合わせから京への上洛まで。
権兵衛の働きで参陣した竹中半兵衛の奇策で、試し試合の勝ちを収める寸前、失敗を犯す権兵衛。ただその後の彼の働きが秀吉の心を動かし、主従の成長を促す。そしてこの試し試合で、失敗してもそれを上回る武功を立てればよい。という彼の一生を象徴するテーゼが示される。
京では恋してやまないあの人との再会も。もちろん一筋縄ではいかないのだが。。。
Posted by ブクログ
織田家中試し合戦編。
秀吉も熱くなっていくのが良いですが信長のコメントは胸に刻みたいところ。
「わが軍の武士は失敗を恐れなにも行動をおこさぬが悪…、そして失敗の折にそれを隠し取り繕うことこそ極悪…」
Posted by ブクログ
第二巻ということで、信長に率いられて、将軍義昭を伴う上洛が始まる。
物語のキーマンになる、斎藤龍興や明智光秀、浅野長政、長政の部下、山崎新平が登場。
龍興は謀略家としてリメイクされており、光秀は狡猾で残虐な策士となり、長政は勇壮な武者として描かれており、面白い。
特に山崎新平といったマイナーキャラを引き立てることでセンゴクとの関係を出している。
個人的には、光秀の死化粧がかっこいいと思った。