あらすじ
どうすればいいのかわからないけど、欲しいのはこの子だけだ――。小6の夏芽(なつめ)が越してきたのは、東京とあまりに違う田舎の町。そこで出会った一人の少年に、夏芽は自分の中の「何か」が、大きくうねるのを感じていた……。せめぎあい、追い上げ、追い込んでいく、破裂寸前の10代のこころを描いたジョージ朝倉の傑作長編!
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Posted by ブクログ
今出ている分(1~12)まで読みました。大友君はカッコいいですね。でも、私はなつめちゃんにはコウちゃんと、一緒に並んでいてほしいです…。なつめの引きずってる感がもどかしく苦しいです。
Posted by ブクログ
タイトルもだが内容もインパクトがあり私もこの渦に巻き込まれつつある。景色も主役の一人である。神秘的な世界感漂う田舎の景色には異質な夏芽とコウ。この二人が求める先が幸せなものであって欲しいと思う。するどいナイフを突きつけるような展開の中でもおだやかな景色がそれを中和し、優しく洗い流してくれるような不思議な感覚。
かなりの行動派
主人公の夏芽さんは12歳の小学生モデルでしたが、旅館を継ぐという父親について行くことになり、紀伊半島とおぼしき田舎町に引っ越します。
退屈、といいつつも、長谷川君と一緒に2人で東京に出てまたモデルさんの仕事に飛び入りしたりと、大胆に行動していました。
父親は自分の娘さんが商品になるのは、という考えもあるようです。この辺は母親とも考え方が違うのでしょうか。
駆け落ち?とクラスメイトははやしますが、そういう訳でもないようです。
眩しい出会い
東京から海辺の田舎に引っ越してきた女の子が出会った強烈な印象の男の子との近づいたり離れたりを描く作品の第一巻。
主人公は小学校6年生の望月夏芽。
ローティーン向けの雑誌のモデルをしている彼女は父親が地元の旅館を継ぐために引っ越すことになり東京から田舎町にやってきた。
今まで住んでいたところとは違う場所に戸惑っている時に海辺で出会ったまぶしさを感じる男の子の長谷川航一朗ことコウちゃんに強烈に惹かれる。
地元一帯を支配する一家の待望の男児として生まれたコウちゃんはまるで王様のように扱われているし、本人もそれを受け入れている。
彼の言動に腹を立てたりしながらもその彼が自分を見ていてくれることがうれしい、彼を打ち負かしたい、彼が欲しいと強烈な感情が体の底から生まれてくる。
転校してきた夏芽は注目を集めるが女子からはあまりいい感情を持たれていない。
すべてが嫌になった夏芽は家を出るが山道でコウちゃんに遭遇する。
泣いている夏芽を見たコウちゃんは夏芽と一緒に東京に家出する事を決めたのだった。
振り回すコウちゃんも振り回されるだけじゃない夏芽もお互いとても意識していること、負けたくないと思っていることがとてもよく伝わってくる。
続きが楽しみ。
12歳
12歳の小学生夏芽が東京から田舎に引っ越してきて出会ったコウちゃん。
東京でジュニアモデルしてた夏芽と地元の地主の息子コウちゃん、惹かれあうわけだよね。