【感想・ネタバレ】空ろの箱と零のマリアのレビュー

あらすじ

3月。中途半端な時期にやってきた転校生・音無彩矢。そのあまりの美少女ぶりに息を呑む教室の中で、彼女は教壇に立ち、無愛想にただ自分の名前だけを告げた。教室全体が次の言葉を待っていた、その時――。 「星野一輝」 ――呼んだのは、何故か僕の名前。 「私はお前を壊すために、ここにいる」 そして、突然の宣戦布告。 ただ超然と、毅然として言い放ち、静かに微笑む彼女の真意は……!? 「神栖麗奈シリーズ」の御影瑛路が贈る!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと同じ時間を繰り返す時間の中で、それを引き起こしている犯人を見つけだすストーリー。

ミスリードのさせ方がすごくうまい、犯人候補が二転三転し最後まで一気に読み終えました。すごくおもしろい!

ただミスリードの誘発や犯人の心情などが入るため読み辛くはなっています。

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2012年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

願いを叶える”箱”と、箱の”所有者”と、所有者の願いから生まれた27756回の繰り返しを巡る物語。(正確には繰り返しではありませんが……)
膨大な数を繰り返す"拒絶する教室"が核のお話だと思うのですが、作品解説にそれを匂わせる説明が欠片もないのが詐欺臭く思いました。”転校生”と主人公のバトルがメインかと信じてましたよ……。

とりあえず、仲良し4人組(?)の会話が携帯小説レベルで読んでて苦しかったです。最近の学生ってこんなノリなんでしょうか……? ちょっと気持ち悪いレベルでした。
後、主人公の性格に共感出来なくて、その主観(一人称)もちょっと辛かったです。会話に対する心のつっこみとか、心理描写とか。なんと言うか、少々女々しすぎる性格、飛躍しがちな思考、友人の言葉を疑わずにあっさり信じてしまう愚鈍さとか。
……とはいえ、主人公の思考をそのまま読まされていた為、疑うことなく僕も、見事なまでにミスリードやブラフに騙されまくったわけですが。
その辺りの伏線の引き方や展開はさすがプロ! と思いましたね。
話の展開は面白かったですし、続きが気になって一気に読んでしまいました。物語としては楽しめましたし、結構好きです。
……が、同日に読んだ別のラノベが背景・説明・行動等の描写のしっかりした作品だったので、その辺りが皆無とまでは言わないけれどかなり少なく、物足りなさが否めません。
主人公の心理描写やくだらないつっこみよりも、そちらに力を入れてくれていたなら、もう少し星は増えていたでしょう。

あと、結末で”所有者"が助かったのが納得いかないと言いますか。
確かにあの人は被害者でもあるわけですが、あれだけの事をしておいて生き長らえてしまうのは正直、気に入らないですね。
その狂気は、僕好みでもあるのですが……散ってこそ美しいものだと思うのですね。
いや、その嗜好自体が通常じゃないのはわかっていますが!

……しかし、繰り返しモノは世にあふれていますが、2万回を越えるのはそうそうないのではないでしょうか。良し悪しはともかくとして、びっくりです。「どこまで行くの~!?」と叫びたくなりました。

お気に入りはもちろん、”転校生”音無彩矢嬢です。
醍哉も気になりますね…今後の活躍に期待したいところです。
……が、次巻買ってみるかは正直迷っています。
せめて主人公が変われば、もう少し読みやすいのかな……?

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2011年07月20日

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