【感想・ネタバレ】雪花の虎 10のレビュー

あらすじ

女・上杉謙信の一代記、堂々終幕!

宿敵・武田信玄との最終決戦、
第四次川中島の戦い。

苦楽を共にした家臣と共に
幾度となく出兵した川中島に着陣した謙信。

果たして戦の神はどちらに軍配をあげるのかーーー

女と男。大胆と慎重。義理と冷酷。
常に真逆、相対する二人の長きに渡る戦い、遂に決着!

降る雪のように優しく、
舞う花のように美しく、
哮る虎のように勇ましくーーー

戦国を駆け抜けた姫武将、その終幕を見届けよ。

...続きを読む

戦国時代の人気武将といえば、必ず名前が上がる「上杉謙信」。
この勇猛果敢な“越後の虎”は、実は女だったという説のもと、謙信の生涯を大胆に描いたこの作品。

『海月姫』『東京タラレバ娘』の東村アキコ先生が描く大河ロマンものってどんななんだろう?とワクワクしながら手に取りましたが、読んでみて大正解でした!
主人公の上杉謙信はもちろん、体は弱いけれど心優しい兄・晴景、謙信が慕い続ける兄僧・宗謙、そして今後のキーパーソンとなる永遠の宿敵・武田信玄…
登場人物の誰もが、強く、美しく、そしてかっこよく、激動の戦国時代を生き抜くさまが、実にみずみずしく生き生きと描かれています。
ときにさく裂する東村節が効いたギャグも健在で、今までになかったわかりやすくて読みやすい歴史マンガとなっています。

また個人的にオススメなのは、ページ下部で唐突に始まる「アキコのティータイム」のコーナー!
上杉謙信を語る上で知っておくべき歴史的背景や登場人物を、東村先生自らわかりやすく説明してくれます。
歴史ものでよく出てくるのが「登場人物が多すぎる!」「時代の流れがよくわからない!」という悩みですが、
東村先生の分かりやすくて面白い説明&アドバイス?(「家来が多くて覚えられないなら覚えなくていいよ!」とか最高!)で
気負うことなく読み進めることができます!
歴史に詳しくなくても大丈夫!戦国時代を男武将として強く生き抜いた女の一代記、ぜひ読んでみてください!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

さすが東村劇場です!

謙信女性説を意欲的に描いたこの作品。
さすが東村さん!
まず、視点がやっぱり面白い!
そして、日本史苦手な人のフォローもする中で、読み物としての軽さも出しつつ
重要箇所はきちんと丁寧に描く。

どうやって終わるのかな〜と思ってたら、ついに最終巻。
うまくいい感じに収まっていました。
だらだら続くより、とってもイイと思います。

個人的には、宗謙の立ち位置、好きです。

0
2021年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

8〜9巻ではもっと続く気分で読んでたけれど、最終の10巻でしたー。
東村さんは、今ドキ恋愛だけじゃなくて、歴史もアリで、楽しませてもらいました。

謙信VS信玄の川中島は、詳しくなかったので、そんな出くわしが…と 驚いたり。
史実から、うっすら弥太郎が心配でしたが、最終回でも 無事でよかった(^^)

明智光秀はん、勝頼はん、上杉の跡取りさんと、みんなこの後も大変です。虎さんは かっこよく生き抜きました!

0
2021年06月20日

「青年マンガ」ランキング