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Posted by ブクログ
小説部分の少ない巻。コサックによるシベリア東進や、ピュートル大帝・エカテリーナ二世のロシア近代化。アダム・ラクスマン、レザノフと続いた日本への交易要求・樺太襲撃等々、本小説の後半のクライマックスである、ゴローニン事件につながっていく出来事を体系的に解説。司馬さんには『ロシアについて―北方の原形』という著作もあり、ダブる内容もありますが、いずれもロシア国家の性質を理解するのに優良な著作。
Posted by ブクログ
一応言っておきましょう。
本編はないといっても過言ではありません。
もう一度言いましょう、本編はほぼほぼありません。
その代わり、ロシアに関してのこれでもかという解説が
でてきます。
要するに、北の地は漁業資源としても
稀有だったわけでして、そこで二国間が考えの相違により
拿捕合戦になったのは必然だったのだと思います。
しかしながら利潤ばかり追求すると本当に
ロクなことがないものです。
同乗者に一人いたみたいですよ。
ただし…途中で亡くなったようですが。
そのあとの拿捕事件に関しても
なんか名前だけは聞いたことがありますね。
なんか考えさせられるものがありますね。
言語が違う、文化が違うということを
受け入れることって大事。