あらすじ
影の王宮中枢へ到着したユノと、その魔石を狙うエルフ達。数百年に渡る因縁の物語が最終局面を迎えた時、全てを仕組んだ凶々しき存在が、その姿を現わす…!! 憎悪と絶望、そして悪意が人間とエルフを飲み込んで行く中、アスタとユノの折れない心が、最後の希望となる!!
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誰もが魔法を使える世界の中で、ただ一人魔力ゼロの少年・アスタ。そんな彼が反魔法(アンチまほう)の剣を武器に魔法騎士団の中で成長していく、という物語。
正直、最初は「よくある王道の剣と魔法ものでしょ?」と舐めていました。が、一度読み始めると止まらない!
「ここが見せ場です!!」と全身で訴えかけてくるようなダイナミックなコマ割りと、丁寧に描かれたキャラクターたち。一人ひとりが人間味にあふれていて、それぞれの強さを持っていて、もう敵も含めて全員かっこいい&かわいい…!
また、作中には心に残る名セリフがたくさん登場します。
特に主人公アスタの、人を思いやり、意思を貫くまっすぐな言葉の数々には痺れます。どんなにバカにされても諦めず、並々ならぬ努力を続けてきたアスタの言葉だからこそ、スッと心に入ってくるんです。そんな彼の言葉と、何があってもくじけない姿勢に、周りの人たちも心を動かされていきます。
ブラッククローバーは、アスタの成長譚であり、そんな彼に感化されて変わっていく仲間たちの成長譚でもあると思います。グッとくるシーンが多くてうかつに外では読めません(笑)
王道だからこそ、深いんです!
やっぱり「友情・努力・勝利」っていいよね! 改めてそう思わせてくれる物語です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
真の黒幕「悪魔」が登場。「言霊魔法」というチート級能力で、アスタ&ユノ、ヤミ団長らは苦戦を強いられる。それでも絶望したパトリを助けるためにアスタたちは争い続ける。絶望による魔光魔法は極悪だけどもカッコ良い。
そして、ネロが人間の女の子(ネクレ)だということが判明。かつての王子(ルミエル)に仕えた封緘魔法の持ち主。それにより、エルフ全滅の真実が明らかになり、悪魔の仕業だということが判明。
アスタたちは、全ての元凶に打ち勝つことができるのか。
絵がすごい
表紙絵がすごくかっこいいし、本編の悪魔もおぞましい姿もすばらしい。ネロがあんなキュートな少女だったとは。でもなぜ今まで一言もしゃべらなかったのか。
真の黒幕である悪魔が現れ、500年前の真実が明らかになり、さらに衝撃的な展開が続きすごく面白かったです。
Posted by ブクログ
ちょっと展開急変し過ぎやしませんかね。あれ、いきなりそう来るの、みたいな場面が大まかに2回ほど...。ただまあ、格好良い共闘は健在だし、過去に起きた出来事がここで粗方理解できるようになって来るので、それは良かった。
かなりスケールがデカくなってくる。こういう展開を匂わせる描写もあったから、以前からある程度考えてはいたんだろうけど。