誰もが魔法を使える世界の中で、ただ一人魔力ゼロの少年・アスタ。そんな彼が反魔法(アンチまほう)の剣を武器に魔法騎士団の中で成長していく、という物語。
正直、最初は「よくある王道の剣と魔法ものでしょ?」と舐めていました。が、一度読み始めると止まらない!
「ここが見せ場です!!」と全身で訴えかけてくるようなダイナミックなコマ割りと、丁寧に描かれたキャラクターたち。一人ひとりが人間味にあふれていて、それぞれの強さを持っていて、もう敵も含めて全員かっこいい&かわいい…!
また、作中には心に残る名セリフがたくさん登場します。
特に主人公アスタの、人を思いやり、意思を貫くまっすぐな言葉の数々には痺れます。どんなにバカにされても諦めず、並々ならぬ努力を続けてきたアスタの言葉だからこそ、スッと心に入ってくるんです。そんな彼の言葉と、何があってもくじけない姿勢に、周りの人たちも心を動かされていきます。
ブラッククローバーは、アスタの成長譚であり、そんな彼に感化されて変わっていく仲間たちの成長譚でもあると思います。グッとくるシーンが多くてうかつに外では読めません(笑)
王道だからこそ、深いんです!
やっぱり「友情・努力・勝利」っていいよね! 改めてそう思わせてくれる物語です。
感情タグBEST3
ノエルとソリド、フィンラルとランギルス、そして無意識の裏切りにより暴走したランギルスを止めるためにアスタ、ミモザザクス?が戦うのがアツくて面白かったです。
ゾラも魔法騎士団に恨みをもつようだけど、白夜たちとは関係なくあくまで単独で復讐しているのかな?何より彼がザクスではないことをなぜ魔法騎士団の誰も気づかない、あるいは指摘しないのか不可思議。
Posted by ブクログ 2020年11月10日
ずっと兄の影に怯えてきたノエルが、やっと正面からぶち倒す機会に恵まれたり、ヴォード家の兄弟対決、ザクスの人柄が少しずつ明らかになったりと、内容としては盛りだくさん。ザクスが結構魅力的なキャラクターになりそうな予感。
折角だから、フィンラルにもう少し活躍させてあげても良いんじゃないかなあ、と思った...続きを読むけど、主人公はアスタだし、そんなものかなあ。
フラギルがかわいい。
余談だけど、冒頭の台詞めっちゃ一護。