あらすじ
元の世界に戻る日がいつになるのかわからないまま、過去の世界のマーキス島で暮らす医学生の西條遊馬。いまの生活にも慣れてきた矢先、姫王子ヴィクトリアの結婚話がもちあがった。大国アングレからの申し入れだから、断るのは難しい。だが簡単に受け入れるわけにもいかない…。王であるロデリックが見出した答えとは!? そして遊馬は唐突に決断を迫られることに!
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Posted by ブクログ
サブタイトルにこの話のすべてが凝縮されているけれども・・・(笑)。
まさか、シリーズ完結なのかしら・・・。あかん。まだまだやってほしい。やってほしいけど、終わるんかな。
各章のタイトルのつけ方の絶妙さは著者ならではやけど、最終章をどうとればいいんやろう・・・。
大丈夫よね、これ、全体エピローグじゃないよね。
「最後の晩ごはん」でも、1冊の終わりは
「もしかしてこれでシリーズ完結?」
と、何度も思わされてきてるけれど、続いてくれてはるので、こちらも大丈夫やと信じたい!
よろしくお願いします。
最近、某出版社の異世界トリップものばかり読んでいるせいか、異世界トリップ耐性がみょうについている(私に耐性がついても・・・)。
元々、大好物ですけれども!! ファンタジー好きなので、異世界トリップも大好物ですけれども、改めて著者の異世界トリップものが読めるという贅沢感を噛みしめたところなので、もうしばらく続いてほしいな。
頭は回るのかもしれへんけどややひくつな長兄と、頭脳明晰だけでなく行動力もついてそうな次兄もいいけれど、やっぱりヴィクトリアが好き。
今回はその彼の婚約話で、マーキス王国以外の国家の事情もチラチラ見えて、なお面白かった。
だよね、マーキス王国はひとまず安泰になったもんね。次は諸外国との関わりを見せてほしい。
賢い王族を見ているとスカッとするけど、バカな王族を見てると失笑したくなる・・・。(根性が曲がってますかね)
ポートギースでは遊馬とクリスは同じ部屋に寝泊まりするらしく、今後この二人の距離感もつまればいいよ。
ちゅうか今まで違う部屋やったんや(そういう意味ではなく)。
クリスはわりとつつましい生活を送ってるイメージやったので、部屋数の都合上、同じ部屋で寝てると思ってたよ!
著者のこの
「ハッキリと明言はせえへんけどどう箸を伸ばしてもBL風味」
な、作風は大好きなんですけれども(笑)、大概プライベートは別というか、踏み込まない距離感だよね。
著者ご自身が、こういうふうにパーソナルスペースを大事にしてはる方なのかな、と、思わずにいられない。
いいよいいよ、大事だよそういう距離感!!
一度は自分の世界に帰れたのに、またクリスのいるマーキス国へ戻ってきた遊馬は、
「自分がどこまでやれるか試したくて戻ってきた」
らしい。
誰かのために、ではなくて、自分自身のために、と、堂々と言えるのも、いいと思うわ。
べたべたしてなくて。
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■切歯扼腕 せっしやくわん
[名](スル)《「史記」張儀伝にある言葉から》怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし腕を強く握り締めること。「出し抜かれたと知り―する」
(2016.09.29)
Posted by ブクログ
王の弟にして姫である(姫王子という)ヴィクトリア
大国のアングレの王から輿入れの申し出があったが
その先には幸せがない・・・困っていた処に妙な王が
飛び込んできた
過去の異国にタイムリープしたアスマだったが戻れる
道が開いた・・・なのにアスマの選択は!( `ー´)ノ
Posted by ブクログ
姫王子ヴィクトリアに、隣国から23番目の妃にと申し出が持ち上がる。
その王様が好色爺さんで、かといって無碍にもできず、どうしたものかというところに、貧乏な国の王様が単身乗り込んできて、そこからとんとん拍子に輿入れ。
行った先では早速問題が発生。そんな中、遊馬はまさかの元の世界に戻れる状態となったりと盛りだくさんの話。
戻るときに時間がなかったとはいえ、色々持ってこれたらよかったのになぁと。ちょっと残念ですね。まぁ向こうでは使えないものばかりですが。
逆にみんながこっちにこれたらそれはそれで楽しそうだけど、ジャヴィードさんが死んじゃうかな。
問題がなかなか重くて、キャスリーンはほんとこれから胸中複雑ですね。仕方ないとはいえ重い・・。
しばらくはポートギース編が続くのでしょうか。次回も楽しみです。