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Posted by ブクログ
今回から大ファンだった彩さんに挿絵変更です。
そしてその麗しい挿絵で、ビセンテ様の独壇場。
この度の巻は、いくら格好良いジェフリーといえど、完全にビセンテに
持ってかれちゃってます。そんくらい、格好良い。
そしてせつない……ひたすらせつない。
ビセンテの気持ちが痛いほど伝わってきて、読んでる方も身を切られそう。
そしてカイトの結核と、なんだかもう怒濤の展開に目が回りそうです。
次回から待望のイングランド組ですが、ビセンテ様が遠のくのが寂しい。
Posted by ブクログ
第12巻
イラストが雪舟さんから彩さんへと交代
本編のイラストがこんなにたくさんなのは、久々かも
偽の手紙で誘き出され、海斗と離されたビセンテ
気づいて大慌て
一方、海斗はジェフリーの元へ
ビセンテもラウルの裏切りに気づき、海斗を追いかけることに
そんな中、海斗は自分の身体の変調に怯えはじめるのです
とうとうビセンテが海斗たちを追い詰めることに
ここからは、そりゃ、号泣ものです
海斗の病が決定的に!
そして、海斗の献身、ビセンテの愛し方…
グローリア号に戻った一行は、一路プリマスへ
次巻へ続く…
Posted by ブクログ
今回の大きな変化の一つとして大きいのが、担当されているイラストレーターさんが変わったこと。実は、このシリーズを手に取るきっかけとなったのが、こちらのイラストレーターさんに惹かれたことでした。
イラストのタッチ、絵柄がストライク。いろんなキャラの表情が挿絵に描かれていて、新鮮でした。特にキット。
~11巻までのイラストも繊細で嫌いではなかったのですが、挿絵が変わるだけでキャラへの印象が自分の中でがらりと変わったことに驚きました。
1巻のレビューでも書きましたがカイトがどうも苦手なようで、思考の描写が入る度に、甘えっぷりとズルさがどうにも……それに加え、ジェフェリーも苦手になってしまい、メインカップルが苦手という矛盾を抱えて(ナイジェルとビセンテが好きなので)読み続けてきました。
それが、あら不思議。少し薄らぎました。カイトのビジュアルから(個人的な印象ですが)生意気さが減ったように感じたからかな、と。とは思いつつも、ラストの方でやっぱり他人の好意につけ込む思考を読んでるとダメでした。周りがべた褒めするほど、カイトの良さが本当に理解できなくてつらい。いい男がなんで揃いも揃って……とりあえずちゃんと経緯を説明してビセンテの優しさを他の登場人物が知る日が来ると少し見直せますので、続刊に期待。このままではあまりにも不憫。
と、マイナス面はさて置き。
今回のビセンテの決断はぐっときました。
あれだけ(~12巻まで)求めて追って、自身の想いに気づいて。これからを願っていたはずなのに。こういう身の引き方させてしまうのか……と。奪い合って敗北して諦めざる終えない状況よりも、残酷といえば残酷だが、本人の意思で送り出した展開の方がビセンテは納得できるのかな、とビセンテの心情を考えてしまいます。
ビセンテの今後はどうなってしまうのか。彼の周りにもアロンソやレオという素敵な人がいるから時間はかかっても立ち直ると信じていますが、カイトをイングランドへ連れ帰られた処罰が心配。
13巻からはどのような展開が待っているのか。
ナイジェルの決意、キットの恋も見守りつつ次巻へ移ります。