【感想・ネタバレ】プリニウス 12巻(完)のレビュー

あらすじ

皇帝ネロの非業の死により混迷を極めたローマ帝国も、ウェスパシアヌス帝によって、ようやく安定がもたらされる。畢生の大作にして世界史的名著『博物誌』の完成を急ぐプリニウスは、ローマ艦隊の司令官に命ぜられ、「運命の地」へ。そして迎えたA.D.79年。ついにウェスウィウス火山が噴火、火砕流がポンペイの街を襲う。はたしてプリニウス一行の運命は――。連載スタートから10年。魅惑の古代ローマを描く歴史伝奇ロマン、堂々完結!

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匿名

ネタバレ 購入済み

好きだけど

好きな漫画だけど好きな歴史のシーンがいっぱい出たけど
すごくわかりにくい漫画になってしまった
全体構成としてネロのシーンがクライマックスで非常に良かったが
同じく大クライマックスかつスペクタルの筈のヴェスキオ火山の噴火がこの巻のみでちょろっと終わる。
絵は相変わらずすごいが丁寧な語りも心理描写も場面転換が早いのでどこからどこまでの時間が経ったかを追うのが難しく
なんかつまんだような駆け足で読者が拾いきれないようなショートカット。
紙面が足りてないのか作者と読み手の感覚がすれ違っているのか、
取り敢えずプリニウスのへそ曲がりで独特の嗅覚や感覚が消えてしまって晩年の動向だけ、どーっと描かれてお仕舞いになった印象。

#泣ける #切ない

0
2023年07月15日

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