幼少時代。放課後や夏休み。
なけなしの小銭片手に近所の駄菓子屋を訪れては、予算に収まるお菓子をいくつか買って友達と一緒に店先で食べる…そんな思い出を持っている人も多いでしょう。
そんな懐かしさとちょっとした駄菓子知識を味わえるのが、こちらのギャグ漫画。
うまい棒やブタメンといったメジャー商品からそれそんな名前だったの?というようなちょっと珍しい(けどゼッタイ見たことある)駄菓子まで、かなりの数が出てきます。
お菓子だけでなく、駄菓子屋さんで売ってる「コレ誰が買うんや」っていうような謎のおもちゃや食玩、ベーゴマ・めんこなど懐かしの遊びも出てきて、もう気分はノスタルジー。
主人公・ココノツは駄菓子屋の息子。親父さんに店を継いでくれとせがまれるのに嫌気がさしている様子ですが、なんだかんだ駄菓子が好きなとってもいい子。
そしてなんと言ってもヒロインのほたるさんがいい。駄菓子大好きすぎて暴走しちゃう、少し(いやかなり)残念な女の子ですが、美少女で凄く巨乳です。お菓子の食べかすが全部胸元に乗っかっちゃうほどのたわわ。お菓子と巨乳、こんなにドリーミーなマリアージュがあるでしょうか、まさに一口で二度おいしい。
二度もアニメ化した人気作!彼らの食べっぷりを見ればきっと駄菓子が食べたくなること間違いなしですよ!
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寂しい…!!
読み終わって1番最初に出た感想は寂しいでした。この世界の住人、基本的に平和なんですよね。上手く言葉にするのは難しいですけど「現実的な平和」って感じで。
なので終わった瞬間、この平和な世界が終わる感じがしてとても寂しかったですね。
あー、ココノツとほたるの話の続きが読みたい。。
Posted by ブクログ
駄菓子系人気コメディ漫画もついに終の巻である。むしろよくぞここまで続いたというべきだろう、実にニッチなシリーズだった。
この最終巻については多少評価が分かれるかもしれない。途中までは「あれ、これはどう〆るつもりなんだ?」と首をかしげるくらい通常モードで進行しているし、エンディングもまたぶん投げエンド的ニュアンスを含んでいる。
ただ、個人的にはこれがこの作品に似つかわしいエンドだとも思う。
この物語は何か選択を強いるような、そうしたシリアスな作品ではないし、一つ一つの選択をしながら日常を続けていくような物語はむしろ望ましい。
物語中にすべての設定が開示されていないのも(例えばハジメさんの過去などだ)、そういった意味では好ましいだろう。自分のすべての過去を知り合いにすべて話すような人は、そうそういない。
というわけで、ここまでのシリーズ全体の評価も含めて、星五つで評価している。
物語の締めとしても、個人的には星五つで評価したいところである。ディテールの面で見ても楽しい一冊だった。
またコトヤマさんの次のシリーズに期待したい。