【感想・ネタバレ】無限の住人(28)のレビュー

あらすじ

ついに主人公・万次(まんじ)が到着。さらに乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)が再参戦。そして海から現れる天津影久(あのつ・かげひさ)!万次、凜(りん)、天津影久、乙橘槇絵、吐鉤群(はばき・かぎむら)と、偽一(ぎいち)、百琳(ひゃくりん)、六鬼(ろっき)団と、那珂湊(なかみなと)の地に役者が勢揃いする。最後の戦いと覚悟を決め、無関係の人間さえためらいなく斬り続ける吐鉤群。それぞれが抱える因縁と宿怨を武器に乗せ、過去例を見ない大混戦が幕を開ける。

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道場潰しや殺人などを繰り返す剣豪集団「逸刀流」に、目の前で父を殺され、母を凌辱された娘「浅野凜」が、その統主「天津影久」に復讐すべく、"100人切り"の異名を持つ不死身の剣士「万次」と旅をする物語。

2008年と2019年の2度のアニメ化や2017年の実写映画化もされた人気マンガ。
「大人」が引き込まれてしまうようなリアルな心情の描写、そして味と上手さが共存する絵柄で、読む人をその世界に引きずり込んでいくような作品です。

<リアルな心情描写>
主人公である凛は、万次と出会い、復讐のために用心棒になるよう頼みます。万次は私怨には付き合わないと断りますが、天津を殺して復讐を果たしたいと悔し涙を流し、対価を身体で払うことも厭わないという覚悟を見せて懇願する凛の姿に万次は説得され、復讐の旅が始まります。ただ、旅の中で天津と遭遇し、行動を共にするようになったことで、その心境に変化が現れ、最後は…。「絶対に殺す」という思いから、「なぜ殺すのか」という思いに行きつき、最後は「殺すべきかどうか」という思いを抱きながら揺れる凛の心情がよく描写されています。

<絵の上手さ>
絵柄自体が動きを感じさせるような味のあるもののため、戦闘シーンはよりリアルに感じます。なにより、魅せることに重きがおかれているような戦闘描写が多く、殺人の描写が芸術的とさえ思ってしまう場面があり、引き込まれます。

「大人が読むバトルもの」を探している人に強くおすすめの作品です。
ぜひ読んでみてください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

槇絵可愛い~~っ(瞬殺されそうだけどっ)

いよいよ大詰めって感じになってまいりましたね。
というか、最後の1列揃い踏み。
夢の共演と言うか、もう因果関係吹っ飛んでるよね。
万次と影久と槇絵と凛が並ぶって・・・ どー言う事よっ。ていう、ね。

それぞれの正義を貫いて対峙した時、何が本当に正義なんだろうな。
『勝てば官軍』
この言葉の妙、最後まで堪能させて欲しいです。
早く次巻出ないかなぁ。

0
2011年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

那珂湊で始まる最終決戦。

万次、槇絵のみんながある程度状況回復していく中吐だけかわいそす。


やがて 戦場に雪が繽紛と舞った
荒篠さんの無茶さが好きです。

0
2013年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙といい登場の仕方といい、万次さんちょうかっこいい!と思っていたら相変わらずの刺さりっぷりに安心しました。笑。
とうとう最終決戦ですねー、次巻も楽しみ!

しかし凶の偶然の出会い確率高すぎだろ…

0
2011年10月24日

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