【感想・ネタバレ】無限の住人(29)のレビュー

あらすじ

万次(まんじ)・凜(りん)、天津影久(あのつ・かげひさ)・乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)、吐鉤群(はばき・かぎむら)・六鬼(ろっき)団。三つ巴を描く因縁が遂に直接の潰し合いに至る。万次が挑むのは、六鬼団最高の剛力戦士・荒篠獅子也(あらしの・ししや)。一方で、天津影久は逸刀(いっとう)流の長として、かつて逸刀流剣士を大量に謀殺した吐鉤群と決闘を開始する。そして乙橘槇絵は、体調に不安を抱える中、たった一人で凄腕三名に挑む。

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道場潰しや殺人などを繰り返す剣豪集団「逸刀流」に、目の前で父を殺され、母を凌辱された娘「浅野凜」が、その統主「天津影久」に復讐すべく、"100人切り"の異名を持つ不死身の剣士「万次」と旅をする物語。

2008年と2019年の2度のアニメ化や2017年の実写映画化もされた人気マンガ。
「大人」が引き込まれてしまうようなリアルな心情の描写、そして味と上手さが共存する絵柄で、読む人をその世界に引きずり込んでいくような作品です。

<リアルな心情描写>
主人公である凛は、万次と出会い、復讐のために用心棒になるよう頼みます。万次は私怨には付き合わないと断りますが、天津を殺して復讐を果たしたいと悔し涙を流し、対価を身体で払うことも厭わないという覚悟を見せて懇願する凛の姿に万次は説得され、復讐の旅が始まります。ただ、旅の中で天津と遭遇し、行動を共にするようになったことで、その心境に変化が現れ、最後は…。「絶対に殺す」という思いから、「なぜ殺すのか」という思いに行きつき、最後は「殺すべきかどうか」という思いを抱きながら揺れる凛の心情がよく描写されています。

<絵の上手さ>
絵柄自体が動きを感じさせるような味のあるもののため、戦闘シーンはよりリアルに感じます。なにより、魅せることに重きがおかれているような戦闘描写が多く、殺人の描写が芸術的とさえ思ってしまう場面があり、引き込まれます。

「大人が読むバトルもの」を探している人に強くおすすめの作品です。
ぜひ読んでみてください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的には牢獄行ったあたりでグダついた感があり、少し読むのをやめていたが、作中最強キャラ槙絵がキター!、卍もキター!、天津と吐がスゲー!、偽一もキター!と、コレデモコレデモカエレクトリカルパレードだったので、非常に満足しまんた。

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2012年07月24日

Posted by ブクログ

槇絵無双。

いや、もう圧倒的な強さで
ここまで強い(かつ儚い)と読者としては
うっとりと彼女の殺陣を眺めるしかないのですよ。
そしてまたその強さがよく似合うこと。


主人公らしき人は、あれはあれで精一杯やってると思います。弱いクセに。

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2012年07月01日

Posted by ブクログ

も・・・もう・・・っ!
マキエ姉さんがカッコ良すぎて・・・っ!
カッコイイ・・・っ!
そして美し過ぎる・・・っ!

動きがあまりに綺麗で
動きだけで言うと
今までの巻の中で一番好きな巻

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2012年05月26日

Posted by ブクログ

ようやく主人公組が戦ったが、またしても居なくなるんだろう…
MKIE VS ぎーちという注目の戦い…ぐぎぎ次巻が気になる。

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2012年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひたすら殺陣。殺陣、殺陣。
橘強すぎるのは、でもやっぱ病で終わるッぽいし、天津と吐は結構良い勝負。

タイトと巨像だけが救いじゃ。
折り返し四コマは、ある意味、救われないw

このままだとラストは卍さんと天津の一騎打ちなのかな?

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2013年02月24日

Posted by ブクログ

あくまでも強さのアベレージを保つ卍さんが命懸けで立ち上がるのが素晴らしい。

ようやく卍さんがよく出てくるようになったけど、終わりが見えてきちゃったなぁ…

寂しいけど、そこがまたいいんだよね。

引き際がよくて。

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2012年07月05日

Posted by ブクログ

メイン級のキャラ達同士のぶつかり合い、いよいよ佳境に。決着がついたのもあれば、次に持ち越しのも。またまた次巻が楽しみ。

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2012年05月30日

Posted by ブクログ

主要人物勢揃いでクライマックス間近!?次巻が楽しみ。
しかしここにきてまたあの二人を兄妹みたいと書いちゃいあたり、作者は二人をくっつける気ないのかな。

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2012年05月29日

Posted by ブクログ

相変わらず女性キャラが良いですね。
この漫画は他の作品に比べればまだグロくないので、読みやすい。

そろそろ終わりも見えてきたので、
〆方に期待したいところ。

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2012年08月30日

Posted by ブクログ

動きがすごすぎて逆に「…ギャグ?」と思うところも…苦笑。
万次さんのクオリティはあいかわらず。
いいところで話切られて歯軋りです。

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2012年06月06日

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