【感想・ネタバレ】無限の住人(26)のレビュー

道場潰しや殺人などを繰り返す剣豪集団「逸刀流」に、目の前で父を殺され、母を凌辱された娘「浅野凜」が、その統主「天津影久」に復讐すべく、"100人切り"の異名を持つ不死身の剣士「万次」と旅をする物語。

2008年と2019年の2度のアニメ化や2017年の実写映画化もされた人気マンガ。
「大人」が引き込まれてしまうようなリアルな心情の描写、そして味と上手さが共存する絵柄で、読む人をその世界に引きずり込んでいくような作品です。

<リアルな心情描写>
主人公である凛は、万次と出会い、復讐のために用心棒になるよう頼みます。万次は私怨には付き合わないと断りますが、天津を殺して復讐を果たしたいと悔し涙を流し、対価を身体で払うことも厭わないという覚悟を見せて懇願する凛の姿に万次は説得され、復讐の旅が始まります。ただ、旅の中で天津と遭遇し、行動を共にするようになったことで、その心境に変化が現れ、最後は…。「絶対に殺す」という思いから、「なぜ殺すのか」という思いに行きつき、最後は「殺すべきかどうか」という思いを抱きながら揺れる凛の心情がよく描写されています。

<絵の上手さ>
絵柄自体が動きを感じさせるような味のあるもののため、戦闘シーンはよりリアルに感じます。なにより、魅せることに重きがおかれているような戦闘描写が多く、殺人の描写が芸術的とさえ思ってしまう場面があり、引き込まれます。

「大人が読むバトルもの」を探している人に強くおすすめの作品です。
ぜひ読んでみてください!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2010年06月09日

絵も展開も、半端ねえ…ラストに向けて物語が一気に加速してきた。主役二人がほとんど登場しないけど(笑)

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Posted by ブクログ 2010年06月03日

最終的に零和になるのかな? 次々と主要人物が死んでく...そこがまた良いのですが。どうでもいいけど、怖畔が再登場が待ち遠しいですな。

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Posted by ブクログ 2010年05月30日

今回も面白かったです。逸刀流の今後が気になります。
善人対悪人ではないので、はらはらしながら毎回読んでます(笑)。

果心居士好きだったんですが、残念・・・。
阿葉山さんだけでもと思うけど、無理かな・・・。
凶だけは生き残ると良いなと思ってます。

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Posted by ブクログ 2013年10月13日

26~30巻(完結)まで。遂に完結。
後半だれぎみではあったが,全体としてはよくまとまっていたと思う。
しかし主人公がイマイチ目立たない漫画だった。
不死だけどそれほど強いわけではないからかな…。

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Posted by ブクログ 2013年10月12日

逸刀流vs六鬼団。
死闘の果ては破滅のみ。
引くに引けない互いの意地を賭けた潰し合い。
クライマックスに向け、景気良く人死に中です。
凶くんはリタイアですか?
名前と外見はトゲトゲしてるのに、すっかり丸くなっちゃったな〜。

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Posted by ブクログ 2010年05月28日

このマンガもラストに向けてキャラ整理中。逸刀流も人数少なくなったな……
で、アバさんVS偽一。どっちも好きだからどっちも死んで欲しくない……けどまあどっちかは死ぬだろうな……

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Posted by ブクログ 2010年05月26日

百琳姐さんと儀一のコンビが復活!

話がどんどん終わりに向かって加速してる事を痛感する巻です。
逸刀流の古参メンバーもだんだん少なくなって…。

さて。自分で敵討ちが出来ないヒロインは結局最終的に天津をどうするのか?
そのラストを楽しみに次を待つとします!

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Posted by ブクログ 2010年06月06日

最終章の最終局面に向けて次々とそれぞれの最期の闘いが、主役はいつ絡んでくるのか、主役不在で盛り上がりすぎ。

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Posted by ブクログ 2010年05月22日

最近万次さんあんまり出てくれないな…
しかし、コレ、何を以てエンドにするのだろう…。
新巻が出る度いつも心配になる(笑)
グロ系時代劇。絵がとても美しいです。

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Posted by ブクログ 2010年05月22日

前巻までの流れをさっぱり忘れつつも、読んでみた。
主人公もライバル(天津)も全然出てこないw そして、まさかあの二人が参戦なんて……。
めぐろとたんぽぽはかわいいなあ。

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