あらすじ
空太に恋するさくら荘の後輩・ノーパン少女栞奈は、美咲に巻きこまれて空太たちの修学旅行についていくことに。空太の運命の日を栞奈目線から見た「長谷栞奈の突然な修学旅行」。 高校3年生になった栞奈は、天真爛漫少年伊織からの告白を断り続けていた。でもそれは素直になれない心の裏返しで──。後輩たちの恋模様を描く書き下ろし短編「長谷栞奈の不器用な恋愛模様」。 大学生になり、龍之介、伊織と一緒にゲーム会社を立ち上げようと頑張っている空太。ましろには会っていないけれど、でも心の中ではいつも彼女を応援している。ちょっとだけ大人になった空太たちの、夢への途中の日々を見つめる書き下ろし「まだ夢の途中」。 豪華3本立て+おまけ掌編で贈る、変態と天才と凡人が織り成す青春学園ラブコメ、これが本当の完結巻です。
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Posted by ブクログ
評価:☆5
変態と天才と凡人が織り成す青春学園ラブコメ、これが本当の完結巻。
美咲に無理やり連れられて空太達の修学旅行に行ったり、空太達が卒業した後の二人の進展具合が描かれたりと、長谷栞奈と姫宮伊織がメインの巻になってます。
「『姫宮弟』は、卒業できたみたいですね」
このシーンは胸が熱くなった。
てかこの巻の伊織やたらカッコよかったけどこんなにイケメンだったっけ?w成長したってことなんだろうけど。
「私、時々、白いものを黒いって言うから」
最高に面倒くさい性格をしている栞奈ですが、その分デレた時の破壊力は抜群!
素直になれないところが微笑ましい(´∀`*)
「要するに、『何もない』があるってことか」
と仁さんのようなことを言う空太は成長したなぁw
でもホント、しっかりと先を見据えて自分の足で歩くと決意している空太はカッコよかった。
最後は空太とましろの忙しくも幸せそうなクリスマスイブで温かに締め。
これで本当に終わりだと思うと寂しいですが、鴨志田一先生と溝口ケージさんには最大級の感謝を!ホント自分好みの作品だった。
早く青春ブタ野郎シリーズ買わねば(笑)
Posted by ブクログ
シリーズを締めくくる短編集。栞奈と伊織の短編が2編とさくら荘メンバーの卒業後の話が1編。ヨリを戻したましろと空太の話が1編。栞奈と伊織の話が一番良かったかな。校内放送で告白宣言してしまう伊織はやっぱりちょっとバカかなあ。でもいろいろ物事を複雑に考えてしまう栞奈には丁度いいのかも。ましろと空太もケンカしながらもうまくやっている様子が読めて、本当の意味で締めくくりという感がする。もうこのメンバーの話が読めないのは寂しいが、折を見て再読してみたいとも思う。感想はこんなところです。
Posted by ブクログ
北海道での話とちょっと後のお話。
栞奈メインです。
長谷栞奈の突然な修学旅行
空太、ましろ、七海を見送った後。
美咲に拉致られてそのまま北海道に連行され。
伊織も一緒に。
本編は空太&ましろですが、ここでは栞奈&伊織で。
長谷栞奈の不器用な恋愛模様
栞奈と伊織は3年で。
伊織が全日本コンクールにエントリー。
見に来て欲しいと栞奈にリクエスト。
素直になれない栞奈。
さくら荘に同居している優子に頼られて嬉しい栞奈。
女子会鍋パーティーを美咲の家にて開催。
栞奈はリタに魔法の言葉を授かる。
『入賞したら付き合ってあげてもいい』と。
伊織に想いを寄せて惨敗した後輩たちの嫌がらせ。
上履きを隠されたりもして。
コンクールでは空太と美咲夫妻、伊織の姉カップルと行動を共にする。
大喝采をもらうも入賞ならず。
あまりの凹みように付き合うことを承諾する。
だって…本音は伊織の事気になって仕方ないんだモン。
晴れてカップル誕生となった。
まだ夢の途中
空太達が高校を卒業して大学進学のちの話。
それぞれの夢を追い走り出して間もなく。
切なくも果てしなく遠そうな、見えそうな未来。
その中で精いっぱいの一瞬を生きているさくら荘の面々。
10巻の最終話の少し前。
実は細かに色んなことがあったんだな…。
クリスマスに事件は起こる
最終巻最終話よりも少し後。
よりを戻した空太とましろの少し大人の展開。
相変わらずクリスマスが素直に送れずに。
その代り…
空太はましろの両親に会うことを了承させられ。
ましろは正月に福岡に行く事になる。
栞奈の不器用さが切ないし。
伊織を応援したいわ。
リタと龍之介のその後が気になる。
七海は我が道を行くのだろうし。
それは空太もましろも同じ。
爆笑場面は少なめだけど、あちこちに散りばめられてます。