趣味も夢も特技もなく、就活にも失敗して今はコンビニバイトで生活している寺田亜希は、同棲していた彼氏の浮気で、ついに彼氏も住むところも失うことに。荷物ごと部屋を出たのはいいけど、フリーターなくらいだからお金もないし…と友人たちに相談すると、友人の1人から今住んでいるシェアハウスに自分と入れ替わりで入ることを提案され、足を運んだ先の住人として、中学時代のクラスメイトで「諸々の初めての相手」である本行智也に再会する。ふとしたことから、ここ2年ほど「たたない」ことに悩んでいる智也が亜希には反応することがわかり、「絶対ヘンなことはしないから」治すのに協力してほしいと頼まれて…と始まる、何とも不思議で複雑…なのに身につまされるラブストーリーです。
悶絶したくなるような恥ずかしい「黒歴史」は誰にでも何にでもあるもので、もちろん恋愛にだって思い出したくない”若気の至り”はありますが、大人になって「そんなこともあったよね」と遠い目ができるようになったあなたにこそ読んでほしいのがこの作品。中学生のときに持っていた根拠のない万能感とか、それが少しずつ削られていく感じとか、好きだからドキドキするのかドキドキするから好きだと思うのかとか、思い当たる節がある人もない人も、読んでいろいろと考えさせられてみてほしいです!
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本行が随分と喋る回。
基本モノローグは寺田さん、あとはたまにハセさんあかりさんだけで、本行の気持ちは本行の声に出した言葉でしか語られないため、いろいろと明かされたことがあったように思う。
Posted by ブクログ 2019年01月17日
おそるおそるの長谷さん。いっぱいいっぱいの長谷さん。そして長谷さんの読み通り流されつつある寺田さん。
寺田さんとあかりでは、本行に求めるものが違う、見えているものが違うって話、目からウロコ。もっと若い頃に知りたかった。しかしあかりさんはほんとかっこいいな。寺田さんの本行への告白の寺田さんの凹みを理論...続きを読む的に整理するとこ。
そんで本行は長谷さんに寺田さんに触るなとか言われる筋合いないこと気づいて。自分の気持ちに気づいて。
そしてやっぱ押しに弱い寺田さん。本行何で「出てくかも」なんだろ。そして中学の頃の本行の気持ちが明らかに。ものすごく分かりづらいけど、本行の考えていることは普通の引っ込み思案の男子と変わらなかったってことかな。本行はちゃんと寺田さんのこと寺田さんが無敵だと認識していたんだ。そしてその表現を崩したいと思っていたのはお互いさまで、寺田さんは値札がはがれちゃったんか。
うーんでもまたマーキングして「うん(よしって意味だよね?)」ってやっぱり気づいて本行も寺田さんも。
そして寝起きの甘いこと。ぎゅうって、いやぶわってなるよ私が。そして長谷さんはまた牽制。うう苦しい。。。珍しく本行は気持ちを主張したし。
そして水族館デートからの長谷さんの前であかりと本行の取り合いトークのちお土産もらってだいぶあげられてからの「つきあったほうがいいならつきあう けど 」となんともはっきりしない本行。。。モヤる。何考えてんだ。